労働生産性と幸福度
先日参加した会で、アカデミックな数字を教えていただきました。
このタイトルで検索すると似たようなページが出てくるかと思います。
そもそも幸福度ってなんやねん、どうやって測るねん、ということは議論の余地があるでしょう。
国連の「世界幸福度報告書」が有名でしょうか。最新の数字は日本54位とのこと。
これは評価指標があって、それに基づいたランキングだそうです。
(主な指標は1人当あたりGDP、社会支援、健康余命、社会の自由度と寛大さ、汚職の頻度だって)
そもそもその指標でいいの?とか、順位づけするものか?という気もしないでもないですが
「幸福ですか?」と聞いて Yes/No で答えてもらうとして
我が国はどうかなあ、と考えると、なかなか身につまされる順位ではありますね。
イギリスのウォーリック大学の研究成果によると
幸福度(これは自己申告かな)が高い従業員の労働生産性は
低い従業員よりも12%高いというデータが出たそうです。
また
カリフォルニア州立大学ソニア・リュボミアスキー教授の調査では
幸福度(これも自己申告かな)が高い従業員は、そうでない従業員にくらべて
生産性は30%、営業成績は37%、創造性は3倍も高いというデータが出たそう。
根っこが定性的なものなので参考程度のデータではあるでしょうが
ただまあ、そもそも「幸福」って定性的なものでありますから。
どうやら幸福度と労働生産性(会社への貢献、と言い換えましょうか)には
正の相関関係がありそうです。
社員の幸福度を上げるために、とは、
そこそこ軌道に乗った企業の経営者さんが考えることが多いのは
経験上、なんとなくそんな気がしています。
よく聞くのが、
社員旅行とか、社員間のコミュニケーション(飲み会補助、スペースを作る)とか
表彰とか、ご家族へのプレゼントとか、でしょうか。
なんとなく、会社(社長)への忠誠心を高めることが背景にあるように感じられるものが多い気がします。
これ、みんながうれしいって感じるかなあ。そもそも、これで幸福と感じられるかしら。
わたしはちょっと、疑問があります。
(一瞬転職活動をした時に、頑張ったらチームで海外旅行に行けます、と言われて速攻内定を断ったわたし)
社員の幸福度を上げたい、と思っておられる経営者の方に
ひとつの方法としておすすめしたいのが、コーチングです。
その人の幸福感にあわせたセッションを繰り返して、
業務上の目標達成だけでない、人生の幸せに目を向ける自由自在なコーチングが
わたしのやりたいことです。
最終的には、社長ありがとう!とも思われると思いますよー。
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今日の写真
日比谷のあたり、きらきらきれいですね。
ミッドタウンがあそこにあるとは思いませんでした。