ルンペルシュティルツヒェン
みなさまご存知でした?
「悪魔の名前当て」をモチーフにされているグリム童話に収録されている作品に
登場する悪魔の名前がルンペルシュティルツヒェンなのだそうです。
(関係ありませんが、わたしのOLD Macさんはルンペルシュティルツヒェンを変換すると固まるのがオソロシイ)
このエピソードから、ある現象が
「ルンペルシュテルツキン現象」と呼ばれています。
すなわち。
名前をつけることによって、わかっていないながらも理解した気になってしまうこと。
状況はまったく変わっていないのに、名前をつけることによって安心してしまうこと。
ほうほうほう、ですね。
たとえば
いいようのない焦りや無力感、閉塞感に「もやもや」と名前をつけたら
なんだかちょっとすっきりしました、みたいなことでしょうか。
近年、こういう名付けがとっても多いように感じます。
アラサー、なんかもそうかもしれません。パワハラ、マタハラ、とかもそうなっていませんか?ロスジェネ、もそうですよね。
共通言語として分かり合える、というメリットは大きいですが
解決する、変える、という原動力に直接つながらないところは
気にしておいたほうがいいかもしれません。
わたしたちの脳みそは、あらゆることを箱や瓶に分別して「ラベル」をつけて整理していると言われています。
整理済みのものを変えることもコーチングは得意ですが
言葉にならない、整理できていないことを
整理して解決することも、コーチはお手伝いできます。
概念的な話で恐縮ですが、「名前をつけると安心してしまう」この現象は
もっとコーチングに応用できるなあと思いました。
ぼくはくまです。