共感 ≠ 同意

先週来、交渉のことを書いていまして、

まずは相手の話を聞くのがオススメ、と書きましたが

「共感」と「同意」がごっちゃまぜになる方っておられるなあ、それはいかん、と思ったので

ちょっとそういうことを書こうと思います。

 

コーチのスキルってたくさんあるんですけれど

「聞くこと」の訓練もたくさんします。

これって結構難しくて、

アドバイスしたがるコーチとか、お客様の話を途中で奪ってしまうコーチとか

いるんですよ(いるでしょ?)。

それは、トレーニング不足なのか、本人が気づいていないのかなんなのか。です。

 

その「聞く」トレーニングの際にいつも言われるのが

「共感すること」です。

でもそれは「同意ではない」。ということは、「反対でもない」です。

 

どうですか?おわかりいただけますでしょうか。

 

きれいな言葉で言いますと、どこまでもフラットに、という感じでしょうか。

フラットに、ゴールに近づくために。

 

お話しされている内容に

「そうそうそう!わたしもそう思う!」と

あなたが思うことは、少し横に置いておいて

また、「それは違う」と思うことには

そうですか、あなた(交渉相手)はそう思うんですね、と思う。

コーチは、そんなトレーニングを受けています。

 

これをね、そのまま実行してくださいとは言いません。

でも、「他人の意見に流されがちなの」という自覚のある方は

ちょっと頭の片隅に置いておいていただいてもいいのかも、と思います。

 

共感のない交渉は、信頼が生まれません。

信頼のない関係は、おそらく上手くいきません。

信頼は、必ずしも同意から生まれるものではありません。

少なくとも、共感から始まる関係は、まずいものではありませんよ。

 

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