ほめることは効率がいい
厳しいクラブや、お局様がいるような職場では
「わたしたちは先輩に厳しくされたから、同じように後輩に厳しくする」という事例が
たくさんありますよね。
どこでその連鎖を止めるかで、その組織の雰囲気や成果が変わってくるのです。
昨日のコラムで、守破離の「守」を的確に伝えるのがどれほど大切か、という話を書きました。
シュハリ
その人の成長が組織の利益になり、ひいてはその先輩の利益にもなるならば
相手が成長できるように、教えなければなりません。
(ここが職人さん系とか、個人スポーツの先輩などは難しいところなのかもしれませんね)
(もちろん、そういう系統の先輩でも素晴らしく指導なさる方もおられます)
相手が成長できるように教えるには、どうすればいいか。
耳タコレベルで書いていますが、
ほめましょう。
ほめることができる所は、だいたい、相手が得意なこと、好きなことです。
放っておいても、ぐんぐん成長します。
やる気は最大のパワーです。どんどん伸びてもらいましょう。
逆に、できていないところには
自分で気づいて、「これができたらもっといい」と思えるようにするか
教える人が指摘して、こうすればいいのではないか、という
「提案」することが大切です。命令ではなく。
慣れてきたら、
「こういうゴールを目指しているので、どうすればいいか考えてほしい」
という提案にしましょう。
そのときに大切なこと。
ほめ8割、指摘2割
指摘2割は最大で、です。経験上、3割だと多すぎます。
さらに
「ほめ4 → 指摘2 → ほめ4」
の順番にしてください。「ほめ5 → 指摘2 → ほめ3」でもいいです。
そんなことでいいの?と思われたかもしれません。
まず、ぜひやってみてください。
これを考えたら、
学校の先生や指導者は「成長させるプロ」として存在しているのですから
本当に、しっかりしていただいてほしい(みなまでいわない)し
それに見合う報酬や評価があってほしい。
届いた!