記憶ってアテになりませんね
たまたまYouTubeをみていたら、なんの登録もしていないし視聴した履歴もないはずなのに
宝塚歌劇の動画が再生されました。
わたしは中学生の時に一生懸命に宝塚歌劇をみていた時期があって
でも、みていた時期以外は全く触れておらず、
ニュースや歌番組などで取り上げられていたらとても好意的にみる、という程度の愛好者、というか
関心はなくはない好意的なだけの人なので
久しぶり(25年ぶり?)に宝塚の舞台を拝見し、やっぱりすごいなあと思いながらたくさんの動画を見ました。
わたしが初めて見た舞台は、91年月組の「ベルサイユのばら オスカル編」なのですが
こんな場面あったっけ???というシーンも多数(特に最初にもショーがあるなんて忘れてました)。
永遠のように思っていた舞台も、意外とサクサクと進んでいくものなのだなあと感じました。
これは、脳みそは自分に都合のいいように解釈をする、という原則に当てはまりますね。
今回は客観的に見始めることができましたから、当時の感覚との違いに気づくことができました。
そして恐らく、生の舞台を観た後に、省略された舞台中継の映像を繰り返し見ていたから
記憶が上書きされる、という機能も実感してしまいました。
そして、関連して観ていた同時代の音楽祭の動画で
「ベルサイユのばら初演から18年」という話があり
時空が歪んだような気持ちになりました。
この音楽祭が開催された当時、わたしは13歳くらいなので
ベルサイユのばらの初演なんて、戦後すぐくらいの感覚だったんですが
たった18年、だったんですね。その当時から今の方が長い!
そして、あんなにたくさんの舞台を観て、資料を読んで、たまに友人と実演したりなんかして
どっぷりはまっていた期間は、たったの3年!!!
もっと長かったように感じていましたが、確かに、高校生になってからは観てないわ、と
改めて思ったり。
というわけで、脳みそが勝手に記憶していたものとのギャップを楽しんでおります。
こういうの、なかなか新鮮ですよ。思い当たるネタがある方は、ぜひやってみてください。
以下、言いたいだけの話!
・わたしはAさんのファンだと思っていたんですけど、Sさんやっぱりすごい!魅力的です。
・見続けているだろう方からの、この時代が一番すてきだったというコメントがたくさんありました。わたしってば幸せ者です。