共感と同意はちがう
共感すること、同意することはちがう、
当たり前じゃない?と思う方と、え?何がちがうの?と思う方がいらっしゃると思います。
コーチングの7割は「話を聞くこと」2割は「質問すること」だとわたしは思っていますが
お話を聞いて、共感はしますけれど同意はしない、というのが
コーチのあり方の基本です。
(わたしは、わたしが同意していれば、肯定の意味で同意することがお客様が進みやすくなることにつながる、と思った場合のみ、「コーチングから外れますが」と断って同意することがあります)
「そうですか。あなたの意思を尊重します」が共感
「そうですね、わたしもそう思います」が同意
同意は、お客様の変化を止めてしまう可能性がありますね。
これがコーチングではないおしゃべりだったら
「そうそうそう、わたしもそう思うわー。あの人が悪いわー」という相槌ってよくあると思うんですけど
これは、同意して、自分ごととして考えることを止めるセリフだということに気づきますか?
自分ごとにできなければ、変化はない。なので、状況は変わらない。
誰かにおしゃべりすること、同意してもらうことはとても心地よいものです。
でも、変化を望む場合は、もし良かったらコーチングも検討してみてください。
ただのおしゃべり、という場でコーチングの色を出すと大げんかになったりしますので、注意!
コーチングの大原則として「これはコーチングです」ということを両者で了解することが大切です。