使ってなんぼ
500個めの記事です! いつもお読みくださっているみなさま、本当にありがとうございます。
これからも、書いていきますね。
さて。特に500回だから、というのはありませんが、ふと思い出したことがあります。
わたしが同志社大学で働いていた時に、とても可愛がっていただいた
片山傳生先生という工学部の先生がおられます。副学長もなさった方です。
片山先生の口ぐせのひとつに、こんなフレーズがありました。
「工学は使ってなんぼや」
わたしは産学連携(大学が発明した技術や理論を産業界で使えるようにすること)の担当でしたので
「産業界、社会で使われないと意味がない」という意味でよくお聞きしました。
また、よその方に「片山先生がこうおっしゃっていまして」とご紹介したものです。
学問によって「使う」「使えない」はもちろんあります。でもそれが学問間の優劣になるわけではありません。
しかし工学は、使ってなんぼや、という性質のものであることには、わたしは素人ながら大賛成です。
同じように、わたしが仕事にしているコーチングは、一応、心理学がベースになっています。
実践心理学、と言われていますが、これは多分(あまりはっきりとは言っていませんが)アカデミックでは通用していません。
わたしはそれでいいと思っています。
だって、コーチングは「使える」のですから。使ってなんぼ。
使えるコーチが増えることによって、世の中の幸せが増えたらいいなあと思っています。
もちろん、研究や分析が好きなコーチもいます。
でもわたしは「使ってなんぼ」で、これからもやっていこうと思っています。
500回記念、こんなんでいいのかしら・・・