自分の人生で誇りに思っていることは
わたしのコーチングを受けてくださっている方には、毎日やることをおすすめしている宿題があります。
いくつかの質問に、ぱぱぱぱっと答える、必ず答える(わからない、とか、ない、は×)というものなのですが
結構「え?どういうこと?」といわれる項目に
「あなたが自分の人生で誇りに思っていることはなんですか?」
というものがあります。
どうですか?すぐに答えられますか?
まあ、めったに聞かれることもないものかもしれませんので、「わからん」と思うかもしれませんね。
このことを書こうと思ったのは、先日お亡くなりになった日本相撲協会公認漫画家の
琴剣さんのエピソードを読んだからです。
引用しておきますね。
琴剣さんが一枚一枚の画に込めた大相撲の「美」/スポーツ報知
この記事、本当に心を打つものです。ぜひお読みください。
この記事中に、「誇り」に関するエピソードがふたつ出てきます。引用させていただくと
琴剣さんは、いつも涙を流し「僕は、琴櫻の弟子であることが一番の誇りです」と胸を張っていた。
汗だくになりながら、丁寧に思いを込めて、そして常に笑顔で色紙に似顔絵を描いた姿は、国技と呼ばれる大相撲の力士であったことの誇りに満ちあふれていた。
この文章を読んで、改めてふと考えて、お伝えしたいと思ったのが
どうして、宿題で「誇り」について答えてもらっているのか、ということです。
わたしは、「誇り」と「愛」と「希望」が
自分を前に進ませるパワーであり、エネルギーであり、なにかあった時の杖にもなると考えています。
勇気にもなるし、自信にもなります。
なので、自分の「誇り」に注目してほしいと思っているのです。
「誇り」が見つかったら、きっと力が湧いてくる感じがするでしょう。
守られている、というふうに思えるかもしれません。
それを得たのは自分自身。
誇りを見つけてみませんか?
最後に、わたしはただの読者としてだけの関わりですけれど
琴剣さんのエピソード漫画が大好きでした。
マツコさんとの共演(マツコの知らない世界:何回も再放送されてますよね)で、きっと皆さんも
琴剣さんのことをご存知なのではないかしら。
桜の季節に、ご冥福をお祈り申しあげます。
琴剣さんのご著書。『相撲めし』なんだか何回も読みたくなります。