感動を与えたい考
最近は一時期よりも減ってきた(トップアスリートでは)ようにも思いますけれど
試合に臨む際のインタビューなどで、目標は?と聞かれたときに
「見ている人に感動を与えたい」と答える人は、結構います。
これは「感動をありがとう」なんて安易にSNSなんかに書いてしまう一般人がいるからこその答えなのでしょうが
ちょっとかっこいい感じもしちゃう受け答えです。
でもこの受け答えは、「自分の持つ力を最大限発揮する」「そのために練習を続ける」という目的のためには
あまりいいものではありません。(まあ人によりますけど)
「自分の持つ力を最大限発揮する」「そのために練習を続ける(やりたいと思う)」なんていうことは
理屈でどうにかなるものではない、ということはお分かりになるでしょうか。
その瞬間や「自然に」できてしまうこと、これらは無意識が担当している部分なので
ちょっといつもの感じで解説してみますね。
人は理屈で動くのではない、感情で動くんだ、と言われることがあります。
いくら健康にいいと言われても、まずい健康食品は食べたくなくなります。美味しい!って思うものなら食べたい。
そんな感じと思ってください。
「見ている人に感動を与える」よりも、自分の感情が動く方が
よりパフォーマンスを発揮できます。
カキーンとホームランを打ったら気持ちいい! とか、技が決まったら心の底からゾクゾクする! とか
言葉にしてしまうと、ちょっとアホっぽく聞こえてしまうかもしれませんが
こっちの方が、わたしはいいと思います。
あとちょっと小言っぽくなってしまいますけれど
「誰かの感動」を目的にしてしまうと、モチベーションを他人に委ねることになってしまいませんか?
これは、子どもが褒めてもらうために良いことをする、というのと同じ。
あまり健全ではないかもしれません。他人のことはコントロールできないからです。
もちろん、お世話になった人のためにがんばりたい、という気持ちは大切です。
それはそれとして、まず自分を大切に、自分を喜ばせるように、なさってほしいなと思っています。
あなたが幸せなら、あなたの大切な人は絶対に幸せなはずですから。
本にも書いた通り、自分事にすると物事を動かすことができる、他人事だと動かない ということも
関係しそうです。
まず自分。ちょっと意識していただいてもいいかもしれませんね。
わたしはよくコーチングで「あなたのお気持ちは?」と聞くのですが
それくらい、自分の感情を感じることに無意識でふたをしている人が多いようです。
客観的な描写ができることも大事、それと同じくらい、あなた自身の感情に目を向けてみてください。
しばらくやってみて、何か気づいたことがあれば教えてくださいね。
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