キャリアポルノ依存に要注意「軸は自分/他人事と思う/いいところだけ注目」をおすすめする理由

昨日、「常にオン」「過がんばり」について書きましたが、古い記事なんですけど、VOGUE（ヴォーグ）にこんな記事を見つけました。

SNSが助長するキャリアポルノ依存に要注意。燃え尽き症候群は回避できる！

キャリアポルノ、どきっとする言葉ですね。このコラムでは冒頭に『実際に行動に繋がるわけではなく読んで自己満足する「自己啓発本」のこと』と定義づけされています。同じ効果（逆効果？）がSNSでも起こりますよ、こんな対応はいかが？という記事です。

まず、多くの自己啓発本がキャリアポルノである、ということについて。これは私が「つよつよメンタルで人生は思い通り」を書いた理由と同じで、本を読んでも本人は何も変わらず、振り回されているのはもったいないなあと思ったことが執筆の発端でした。偉い人のセミナーなどが「わしはこうやった」に終始して「あなたは、どうすればいい」に触れないことも、同じだと思っています。これらは「わたしもやるで！」と思うきっかけなれば、それで上等。学ぶことは大事だけど、自分では何もせずにセミナーに通うセミナー迷子や自己啓発迷子にならないために、「自分は何をするか」を軸に据えることは大切だよなあとVOGUE の記事を読んで改めて思いました。

わたしの昨日のコラムとこのVOGUEの記事の共通点は「自分よりも他人を気にする」ことへの警告です。この軸に気付いていただかないと、自分の人生を狭めてしまうかもしれません。おそらくVOGUEの記事はJapanのものではなく海外の翻訳物だと思うので、西洋の人に響きやすい書き方をされています（ライターや編集者自身のバックボーンもそうなのかもしれません）。例えば、1.で述べられている「非現実なキャリア志向」について、実はわたしの本では「あこがれの人を見つける」ことをお勧めしています。日本人は「こうなりたいな」とぼんやりと思うことが、自然にそこへ向かう原動力になってきます。なので、あこがれることはいいこと。ただ、「できていないこと」に目を向けて、クヨクヨするのはやめてください。自分自身とあこがれの人の「いいところ」だけに注目すると、「こうなりたいな」のパワーが自然に働いてきます。2.もまさしくそういうお話。3.4.は、昨日のメリハリの話ですね。いずれにしても、軸は自分。SNSも「他人事」と思って、「いいところ」だけに注目すると、たのしい世界が広がりますよ。

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