植物からいただいた色で染める
先週末は、成城にあるアトリエシムラ「しむらのはなれ」の2周年パーティに伺いました。
アトリエシムラは、わたしの言葉で言いますと
志村ふくみさん・洋子さんの
染織だけにとどまらない思想や芸術を実践して
それを世に広める集団?チーム?人びと、でしょうか。です。(会社になっています)
わたしは、その染織ワークショップに季節ごとくらいに参加しています。
志村ふくみさんのお弟子さんたちが教えてくださいますが
いつもおっしゃるのが
「植物からいただいた色で染める」ということ。
植物が持つ色を、どう引き出して糸に染めるか。
シムラでは
染液を作るための植物の分量ですとか、煮出す時間ですとか、
染める回数ですとか、媒染の種類ですとかが、決まっていないそうです。
色見本もありません。
その時々の植物と、鉱物(媒染)と、空気と、自分で変わるのです。
そして恐らく、
その植物がなりたい色になるようにするのが、わたしたちの役割なのかなと思います。
それが、コーチングに似ているなあと思って、ご挨拶でそんなお話しをしました。
コーチングを受ける方から、可能性を引き出して、それが最大限輝くようにお手伝いする。
うん。きっと同じ。
次回は織について書いてみようと思います。
今日の写真
枇杷の葉で染めた糸と、織った裂。
植物で、こんなに透明感のある色が出るのです。