無礼はあかんね
少し前にインターネットで知ったのですが
経営学の文脈で、「無礼な言動をされると生産性や創造性が如実に下がる」という実証研究があるそうです。
いやあこれって、わたしがわがままなだけかと思っていたんですよ。
なにを隠そう、コーチの勉強をする前。
「あの人(上司とされていた人)に無礼な扱いを受けたので、会社辞めます」と言って辞めたことがありますので。意固地なんです、わたし。
ここでは自分を活かせない、とすぐに思って、規定を守って退職しました(結果とてもよかったです)。
とまあ、わたしにとっては、自分の感情と行動のパターンに、ある程度の普遍性があることを知った、ということで、ちょっとスッキリした感じです。
生産性と創造性が下がると、どうなるか。自分に向けて考えると
うじうじ、ぐだぐだ、いじいじ、ぼーーー、ぼけーー、のろのろ、もさもさ
そんな自分になるんですよ?なりたくない人の方が、多いでしょう。
みなさん、どうですか?
経営者のあなた、従業員さんを大切にしていますか?
お勤めされている方、無礼なことをされていませんか?
フリーランスの方、無礼に扱われがちじゃない?
人によって、なにを「無礼」と感じるかは違います。
たとえば、わたしが前職(ベンチャー支援の人)でたくさんの経営者の方にお会いしていて思ったのが
上の立場の人で、「朝令暮改」系で部下に無駄作業をさせている人は、無礼だなあと。(わたしが会社を辞めた理由ではありませんが)
これは意外と、やっている本人は気づいていないことが多そうです。
こんなややこしいことではなくても、活躍の場を与えない、とか、報酬が低い、とか、評価が正当ではない、とか。
そういうのも無礼だなあ、とわたしは思います。
コーチングでは、基本的に「器を広げる」ことをやります。
怒り、とか、孤独感、無力感、とか。そういうものを薄める方向で
可能性を広げていきます。
でも、この話に接して、「無礼」に関しては、感受性をゆるめるのではなく
ご本人の「気づき」を目覚めさせる方がいいなあと思いました。
気づいて、その後、どうするか。
進みたい方向があるのに、止めているブレーキがあるのだとしたら。
それは、きれいに取り払いましょう。
そこは許容じゃないかもしれませんよね。
無礼に関する感受性が強すぎて、自分が望まない行動をしてしまう、というのであれば
それに対応する方法を考えましょう。
これ、経営の側面から見ると
「だから従業員や関連会社の方には礼儀をもって(掛け声だけでなく、実質もね)」
っていうだけの話になると思うんですが
こういうデータがあることで、会社は動きやすい、または
こういうデータがないと、会社って動かないので。
いいお話を知ったなあと思ったのです。
たとえば、とある会社で個人的にコーチングを受けた方がいる場合、
器が大きくなったその方が、無礼に気づいたら。
きっと、その会社を辞めてしまうでしょう。新しい場に向けて羽ばたきます。
会社で「企業コーチング」として取り組んだ場合、
経営者の方、マネージャー層の方、チームメンバーの方、全体のバランスを見て
総合的に器を大きく、チームを強くしていきます。
このメンバーで、できることがどんどん増えていきますよ。
無礼のはなし、また書くかもしれません。
しゃしーん
ざっくりとした、薄いセーターが欲しくて、編んでいます。
なかなか延々とメリヤス編みをすることもないので
すかして見た模様が、とても好きだなあと思って。