できない人に合わせたらつまらないのではないか
できない人に合わせましょう、ということは
とかく教育現場で言われがちです。
そういう会社も、ありますか? ありますね。
「あなたはできるからいいかもしれないけど、できない人のことを考えてください(つまりやるな)」
できない人のことを考えるのは大切ですけれど
できる人がやらないというのは、「のびる」という面においてはよくありませんね。
オフィシャルな決まりごとではなく、現場で勝手に作られたルールでこうなることも多く
気づいた経営者の方は、お困りになることも多いのではないでしょうか。
こんなことがあったそうです。とある現場でのできこと。
お客様のご希望に合わせて、プラスティックの容器に商品を詰めます。詰め放題、とうたっています。
スターバックスのフラペチーノのような容器だと思ってください。蓋がドーム型になっています(ストロー穴はありません)。
カップに商品を詰めていきます。フラペチーノの液体部分までは誰でも簡単に入れられますね。
クリーム部分、つまり蓋の部分ですが
ここに商品を積み上げることができる人と、できない人がいたそうです。
そこで、この現場の責任者は、こういったそうです。
「カップ部分までしか詰められない人がいるから、できる人も、蓋部分までは積み上げないでください」
現場の責任者は、お客様が不公平を感じてはいけないと思い、こう指示したそうです。
ドーム部分がスカスカの詰め放題、なんだか悲しくありませんか?
経営者のあなたが、お客様のわくわく感を大切にしているのであれば、
そして、そのことを現場責任者も理解しているのであれば
・フラペチーノの容器ではなく、アイスラテの容器にすれば、誰でも満杯にお詰めすることができる。
・ストロー穴が空いた、本当のフラペチーノ容器なら、蓋を閉じてから入れることができますね。詰め終わった後は、ステキなステッカーでも貼りますか?
・資材手配が間に合わないなら、ドーム部分まで積むことができる人が、できない人に教えるように指示したらどうでしょう。コツを共有することにより、現場のコミュニケーションも良くなるかもしれません。
・できない人はカップ部分までを担当、できる人が蓋部分を担当するようにオペレーションを工夫する、ということもできるかも?
こんな可能性が出てきていたかもしれません。
この現場責任者の「何を大切にするか」を、経営者と同じ方向になるようにするのは
経営者であるあなたのお仕事です。
わたしは、経営者のあなたが、あなたと同じようなレベルで現場責任者を育てることができるように、彼(彼女)をコーチングします。
いくつか挙げた可能性、考える前に「できません」と言いがちな方も、コーチングで変わりますよー!
なんのことだか?と思われたなら、ぜひ一度、お試しコーチングをどうぞ。
写真
我が家に届いた柑橘。柑橘類大好きです。