成長のヒント
とあるチームの、イベント中の話だと思いねぇ。
自分の役割(舞台に立つ)以外に、他の方がちょっとやりやすくなるように
色々と気働きをしている若い人がいたそうです。
気づいた先輩が「あなた、偉いね」というと、その子は
「今ひまですから」とかなんとか言って、いそいそと影で働いていたそうな。
無事にイベントが終わり、打ち上げの場は、その気働きの若い人の話題に。
チームの一番偉い人が、若い人にとても感謝しているのでお酌したい、とか。
その場にいた先輩さんは、みんなが若い人の働きを見ていてよかった、と思いました。
という話。わたしの知人のほぼ実話なんですが
コーチとして考えたことなど。
たとえば、イベントで自分が目立つように、とか活躍して次はもっといい役割に、などと考えたら
他の人のための気働きよりも、練習したりアピールしたり舞台に集中する方がいいのかもしれません。
もちろん、この若い人も下働き役ではないので、目立ちたい、活躍したいという思いはあったでしょう。
そして、舞台で輝くように努力もしていたはずです。
ではなぜ、若い人は気働きできたのか。
この人の価値観が「イベント全体の成功」「最適化」「皆が快適」などにあったからでしょうね。
そしてこれは、
自分が1番、という価値観の先にある「みんながより良く」につながる考え方でしょう。
自分の最高を発揮するのは当たり前のこと、その先に、ということです。
(下働きを優先させて、自分自身を犠牲にしていたら誰も評価しないと思います)
人のために、を自己犠牲を捉えるならば、まず自分に集中した方がいいです。
自分が1番になってから、人のことを考えましょう、と言いますか
人のこと、周りのことを考えたいならば、自分のことを最高にしてから、です。
これ、実は成長のヒントだったりします。