幸せになること
人間には、5つのネガティブな感情があると言われています。
わたしが聞いているのは、
怒り、悲しみ、恐れ、傷心、罪悪感
どうですか?それぞれ、ああなるほどな、と実感できるようなもので
具体的に、最近あったなーなんて思えるようなものばかりではないでしょうか。
でも、このうちのひとつ、「罪悪感」については、ぴんとこない人も多いかもしれません。
ネガティブな感情のお話をすると、ほとんどのみなさんが「罪悪感?」っておっしゃいます。
でも、わたしはたくさんの方のコーチングをしていて
この「罪悪感」が、みなさんが自覚しづらいことも含めて
いちばん厄介だな、と思っています。
罪悪感は、けっこう「持ち続けないといけないもの」と思い込んでいる人が多いようで
たとえば、
美味しいものをたらふく食べたときに、飢えている人のことを考えると罪悪感を感じる、とか
とっても楽しく遊んでいるときに、仕事をしている人のことを考えると罪悪感を感じる、とか
このように思っておられる方はしばしば
自分が幸せになることに対して、罪悪感を感じる、ということをおっしゃることがあります。
それって、関係ありますか?
とお尋ねして、「そう言われたら、関係ないわ」と思えるなら、それでいいと思います。
でもほとんどの方は、「そうは言っても(もじもじ)」と言われます。
自然に罪悪感を抱くようになったのかもしれませんし
あるいは、小さい頃からのしつけ(教育)で、そう思い込んでおられることもあります。
特に、日本の美徳は罪悪感につながりやすいものなのかもしれません。
親御さんなどに、自分のことばかり考えるな、と言われたことが罪悪感につながっている人もいます。
(流行り言葉で言うと「呪い」ですね)
でも、ちょっと考えてみてください。
自分が幸せになって、周りも幸せにしてあげたらいいじゃないですか
自分が美味しいものを食べていても、飢えている人に何ができるか考えることはできるでしょう
楽しく遊んでいる時は、お仕事している人ありがとうって思えばいいでしょう?そして自分が働く時は思いっきり働こうよ
と、こんなことを言われたとしても、罪悪感を持っている人は「うん」とは言えません。当然です。
今まで、その罪悪感を持つことによってバランスを取って上手くやってきた、と思っておられるのですから。
なので、「お願い!その罪悪感を薄めさせて!」なんて言って笑っていただきながら
タイムラインセラピーという技で罪悪感を手放せるように、させていただいたりもしています。
自分が幸せになることにブレーキをかけているものは、とことん外していきたいなあと思いながら
わたしはコーチとして、お客様と対話をしています。