きらい
人間なので、相性というものはありまして
こいつムカつくーとか、こいつ嫌いーとか、こいつの顔を見るだけで腹が立つとか、吐き気がする、とか
ありますよね。
何もされていないのにそう思うこともあれば
なんだか相手が常につっかかってきたり、どうしても関わらなくてはいけない場合もあります。
その相手は、意識しているのかしていないのかはわかりませんけれど
なんだか、上手いこと自分(わたし)の気分を損ねるようなことを言います。
そういう時、ちょっと他人事になってみましょう。
可能であれば、脳内関西人を召喚するのです。
「いや、あの人怒ってはるわ。どないしはったんやろ」
「あんなに大きな声出さんでも聞こえるのに。耳とおいんやろか」
「いやー、困りましたなあ」
「どないなるんでしょうなあ」
「今日耳にちよー(日曜:聞きませーん、の意味)」
なんてね。
こういうの、妙に関西弁がハマるように思います。
関西上級者(というか関西出身者?)ならば、京都人を召喚するともっといいと思います。
ちょっとイケズを混ぜてやるのです。
そんなこんなでやり過ごしてみたら、どうですか?
あとですね。ちょっとこういう考え方はいかがですか?と提案したいのが
冒頭に書いたような「この人の顔を見るだけで嫌」「ばったり会ったら嫌」「思い出すだけでも嫌」「嫌なのに思い出しちゃう」なんて時、
これはもう、そいつのことを考えてやっているあなた、不快になってあげているあなたが
もったいない、と考えてみること。いかがでしょう。
確かにそうかもしれん、と思われたなら、
そう感じないようにしましょう。ここはおまかせください。
わたしも昔ありまして、たぶん今まで生きてきた中で1-2位くらいで嫌いな人物です。実害も受けています(今となってはまあ良かったんですけど、感謝はしていない)。
顔を思い出すのも嫌だし、そいつが住んでいる地名をニュースで見かけることすら嫌でした。
当時はたまに会ってしまうこともあったかな?声を聞くのも、もちろん喋るのもいや!
そういう状態が不便だなあと思っていて、ちょうどコーチのトレーニング中だったので、ここぞとばかりにいろんな方法を仲間に試してもらいました。
そうするとですね、
たまに会う(すれ違うくらい)ことがあっても、向こうがオロオロしているのをみて「ぷぷぷっ」とおもしろくなったり。
ちーっす、くらいの挨拶はなんとも思わずにできました。それ以上関わりもなかったので、そのさきは試していませんけれど。
もちろん、地名を聞いても平気です。
そして、全く関わりがなくなった頃
その嫌なやつの名前を一瞬忘れちゃってたんですよね。
よくあるでしょ?「小学校3年生の時の担任の先生、名前なんだっけ?」ってやつ。
それと同じくらい、「関係なくなった引き出し」のようなところに入っていました。
ついでに、同じ名前の別人(前職であまり関わりのない上の方の人)の名前も一瞬忘れてしまっていました。そいつの名前自体が、わたしに関係なくなったんですね。弊害があるとしたら、これくらいです。
無意識ってうまく使うといい働きをするなあ、と思いました。