完璧さん
新年度、という方も多いと思います。
新しい職場、新しいメンバー、新しい役割、そんな新しいの真っ只中におられる方、
新しいこと、変わったことを今のうちに存分に味わってくださいね。
それが、「変化すること」のくせに繋がりますから。
で、今まさに、なのか、もうすぐ、なのかは人それぞれですが
お仕事が本格始動しはじめた時、また、新入社員の方だったらあなたの仕事ぶりが周囲に浸透しはじめた時、
この子、よくできるな!と評価されたら、とんでもなくお仕事がふっかかってくる、ということもあるでしょう。
コーチングを受けておられる方でもよくいらっしゃるんですよ。
「なんだかどんどん仕事がやってくる」
「できるんだけど」「やっちゃうんだけど」「できないと嫌だから」
「できると思われていのはいいけれど、なんでわたしだけ?」
「いや、ちょっともうマジ限界」って言っておられる方。
どうなればいい?とお聞きして、ほんとに「マジ限界」「もういや」なら
さあ、どうしましょうねえ。と一緒に考えることがよくあります。
(わたしは完璧にやりたい、という気持ちはとても大事だと思いますので、無理じゃなければ嫌じゃなければやってみればいいと思っています)
この場合のキーワードは「完璧」かな?と思いますけれど、あなたに当てはまりますか?
完璧さん、特に今の30歳代には多そうな気がします。
まず、たぶん完璧さんは完璧さんなだけに、依頼主の期待以上の仕事ができる人なんだと思うんですよね。
そうでなくても、必ずやってくれる人。
上のセリフで言うと「できないと嫌だから」が象徴しているかもしれません。
・・・それを、まず捨てましょうか。
「できません」「無理です」「手一杯です」
言えそうですか?
他にも、完璧さんはあまりにもしっかりと成果を出してくれるので
依頼主は「そんなに大変じゃない」「あまり労力はかからない」「○○さん(あなた)だからできる」
なんて思っているかもしれません。
もしかしたら、依頼されてから結果を返すまで、あなたひとりで黙々と人知れず
まるで「鶴の恩返し」のように仕事をしていませんか?
それだと、あなたの頑張りは伝わりませんよね。
相手は、あなたはボタンを押したらジュースが出てくる自販機のようだ、なんて思われているかもしれませんよ。
・・・巻き込みましょうか。
「ここどうしましょう」「今こういう段階です」「この部分はお任せしてもいいですか」「●●さんに協力してもらいます」
できますか?
捨てられないよー言えないよーできないよーの後に「だって」と続く部分が
コーチングの第一歩だったりします。
それはいわゆる「言い訳」。「言い訳」はコーチの大好物。
完璧さんほど、言い訳がいっぱい出てきますよ。
「では、そう思ってなかったとしたら、できますか?」
「では、なにがあれば、できそうですか?」
そんなところから始まります。
そして、「思ってなかったとしたら」「あれば」を
脳みその働きで楽に実現させるのがわたしのコーチングです。
おもしろくないですか?
おためしコーチングでも、何かひとつくらいは解決できますよ。
あと、単純に「終わった仕事をすぐに返さない」というのもテクニックですよね。
まだ終わっていないから、次の仕事は頼めないな。って相手は思う(といいな)でしょう?
ゆとりとか、たわみとか、あそびとか、必要ですよねー。