スパイスを振る
いいこと、できたことに目を向けましょう、と耳タコなくらい書いておりますし
このコラムで言っていることは、ほぼこれだけなような気がいたします。
確かに、そうなんですけれど
(理由はここ)
コーヒーと食パンから選択について
じゃあそれだけでいいのか?すっとそれでいいのか?と聞かれると、ちょっとそうではないですよね、
ということを書きます。
よくね、優しくて仲の良い(優しそうで仲が良さそう、とも言えるかも)グループのみなさんで
「わたし今日ちゃんと起きて会社に行った」「〇〇ちゃん、えらい!」
「生きてるだけで偉いよ」「ほんと、ほんと」「○○ちゃんが生きていてくれて嬉しいよ」
「今日はごはん食べただけで終わったよ」「ごはん食べてえらい!」
みたいなやりとりをなさることってありませんか?
たしかに、えらいです。嬉しいです。
いいところ、できたことを見つけて褒める。すばらしいことです。
友人関係のこのやりとりは、その人が進むエネルギーを生むことにつながるかも知れません。
でもね、その繰り返しで「なりたい自分」になれますか?
会社行って、ごはん食べてるだけでいい?
ということを、実際のお友達にいうのって、ちょっと難しくないですか?
友達関係にヒビが入るかもしません。
恨まれてまで、あなたが言うことでもありません。
気づいて、動くのは、その友人なのですから。
じゃあその友人は、自分で気づくまで変わることはできないのでしょうか。
きっと、そうでしょう。
誰かに「それではいけないよ」と言われても、なかなか動くことはできません。
自分で気づく、どうしたいか知る、どうすればできるか知る、やってみる、変化する
この過程を逆にしたり、飛ばしたりすることはできません。
そのスピードを少し早く、過程をスムーズに、気分良く、たのしく変えていくお手伝いをするのがコーチです。
コーチは「そういう人」として存在しているので、よきタイミングで「ぴしっ」とスパイスを振ることが仕事です。
あなたが気づくことができるような問いかけをします。
あなたが進みづらかったら、たのしくなかったら、気分良くできるようになる技を持っています。
どうぞ、ぜひ。コーチをうまく活用してください。