ブレーキ
人間(生き物全般かもしれません)は安全でいたいものですから
「危険」を知れば知るほど、無意識に防衛するためのブレーキをかけます。制限と言ってもいいです。
ブレーキだから、の例ではないですけれど
車を運転していて、前に壁が迫ってきたらブレーキ踏みますよね。
危険を察知しているのにアクセルを踏むことは、通常はないです。
お酒を飲んでいる時も、これ以上飲んだら記憶がなくなるな(それは困るな)、と気づけばセーブしますよね
安心安全に生きていくために、無意識のブレーキはいつも活躍しています。
が、ですね。意識していないと、ブレーキの位置がどんどん安全寄りになってきちゃうんですよね。
だって、人間は安全安心なところにいたいものですから。
「歳を取ったら冒険をしなくなったなあ」と言う人に会ったことがあるかと思いますが
危険を知った、ということとともに、安全が増えるとそれを守りたくなる。
守りたいものが増えると、制限がより安全寄りになっていく、ということもあるのです。
別にそれでもいいのですが、コーチングを受けようかなと思う方はたいてい
もっと挑戦したい、新しいことをやりたい、がんばってみたい、自分の枠を広げたい、という方が多いので
無意識のブレーキが邪魔になることがあります。
邪魔だな、と気づいたら、そのブレーキを外すことを提案しています。
ただここで難しいのが、その範囲です。
たとえば消防士さん。
危険を顧みず火の中に飛び込む。無意識にそうできることもきっと必要なのだと思いますが、意味のない勇気は害になります。
たとえばラグビー選手。
どんな時でもタックルができるメンタル。でも無意識に身体を守っています。
そのブレーキを外すといけません。
ここはご本人と慎重に見極めたり、トレーナーのような方を交えて検討したりもしています。
心の制限はね、単なる思い込みであることも多いので。
こんなに頑張ったら恥ずかしい、とか
男なのに、女なのに、社長なのに、後輩なのに、
そう思わなければ、できますか?
これで大体確認できます。
新しいことはたのしいよ。そんなおためしコーチングもぜひどうぞ。