苦労話でびびらせる
(三木のTweetをまとめて編集しました)
オリンピックが終わった頃から、元アスリートの方の「現役当時はこうだった」のインタビューをよく見かけます。
その時にいつも気になっているのが、結構「苦しかった、大変だった」っておっしゃっているんですよね。
これ、コーチの視点だと「苦しまなくてすむなら、苦しまない方がよくない?」と思ってしまうんです。
苦しまないようにコーチングしたら、苦しまなくて済んだのに。大変だったんですねって思います。
で、インタビューで憧れられる対象の人が、特にキャプテンを経験された方が
「自分は苦しかった」と言いすぎることは、下の世代を萎縮させると思うんですよね。
大変なことを克服しないといけないのか、ってびびっちゃう。
もしかしたら、同時期のチームメイトも、なんだか微妙な心持ちになってしまうかも。
さらにうがって考えると、これもマウンティングの一種なのかもしれません。
マウンティングはパワハラにつながりますので、これはいけません。
放っておくと、苦しいの連鎖が起こる。少年野球なんかをみていたら、ちょっとそう思います。
楽に乗り越える方法か、そもそも苦しまない方法を考えたいですよね。
コーチングでは、まず「キャプテンは苦しいものだ」「スポーツで頂点に立つには大変な苦労が必要だ」
という思い込みを外したら、どうなるかな?と想像してもらいます。
苦しまずにチームをまとめられたら?
苦労と思わずに練習できて金メダルを取れたら?
あまり深く考えずにどうかな?と思ったら、きっと、いいと思う!と思うんです。
じゃあ、そこはコーチングで簡単に調整できますのでトライしてみましょう。
「想像できません!」は、どうにかしたいなら、ナシでお願いします。
ちょっと今の自分を超えた自分を想像してみましょう。