共感の時代
つつつ、と思わず手が滑ってこんなタイトルにしてしまってハズカシイ。
今年最後のコラムになります(たぶん)。30、31日は恒例のアーカイブでお楽しみいただきます。
さて、昨日の続き。
ダイバーシティとコーチング
「共感」について。
同意ではなく共感する、というのはコーチングの最初の一歩だ、と書きました。
わかりやすい例があるので、質問をもらって答えたことをご紹介します(許可はいただいています)。
とあるリラクゼーションのお仕事をされている方(Aさんとしましょう)、
お客様の中に「反ワクチン派(2021年っぽい!)」の方がおられて
身体にクリップがくっついたりするのよ、とお話しになるそうです。
わたしどう答えたらいいですかね?と質問を頂きました。
このAさんはワクチンも受けているし、クリップがくっついたり5Gを受信できたりすることはない、と思っています。
なので、そのお客様に「そうですよね!」とか「そうらしいですね!」とか「わたしもそう思います!」なんて答える(同意)のは
嘘になります。
そう、同意する必要はありません。
ではどうするか。
わたしがAさんに「そのお客様に、どうなってもらいたいですか?(目的、パーパス)」と聞きましたら
「せめてここにいる間は、ゆったりとリラックスしていてほしい」と思っている、と。
では、そのお客様の気持ちで、わかるなあって思う部分ってありますか?とAさんに聞くと
「きっといろんな情報があって何が正しいのかわからなくて、不安なんだろうなあと思います」と答えてくれました。
その部分を、共感したらいいんじゃないですか?とお答えしました。
もちろん、クリップなんてくっつきませんよ!とか、騙されてますよ!とか、言わなくていいんです。
不安ですよね、わかります。ここではちょっとゆったりしてくださいね。
それでいいんじゃない?
もちろんお医者様などで治療を受けさせなければならない、などという場合(説得とか)は別です。
もしこのAさんが「改心させたい」という目的があったとしたら、やり方は上記とは異なることはもちろん、
それは自分事として必要ですか?とコーチなら聞くかなーと思います。
あなたがやらなければならないことなの?って。
(昨日の「自分を守るパーティション」の説明にもなっていますでしょうか)
共感の奥には、他にこんなテクニック(あえてそう言います)もあります。
「自分の考えを一旦横に置いておいて、話を聞いてみる」
そして、「同じところを探す」
そうすると、共感できそうな気がしませんか?
年末年始、久しぶりに会う人もたくさんおられるかもしれません。
そういう時に、一度ためしてみてください。共感によって、あなたご自身のストレスも減るかもしれませんよ。
年内最後なのに、なんだかいつも通りの調子になってしまいそうです。
この共感が増えると、ひとりひとりの幸せが増えて、幸せな社会につながるのではないかなあと考えます。
来年はもっとスケール大きく、幸せな社会の一端を担えるように励みます。
今年もありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始も本屋さんありがとう。
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