アドバイスへのアドバイス

お仕事で、アドバイスくださいと頼まれることってありますか？

まっさらの状態で頼む人と、ある程度までは自分で考えて頼む人、

概ね、後者の方がいいですよ、と言われることが多いので

わからないなりに一生懸命考えて、自分のプランや「こうかな？」と思うような答えを見つけて

さらにいいものにするために（そして間違いを修正するために）

「アドバイス、ください！」と頼る人が、いたとしましょう（昔々の話じゃ、としましょう）。

 

ここにもよく書いていると思いますが

話を聞くときは、ひとまず自分の考えを横に置いて、全部話を聞きましょうね、というのが鉄則です。

相手の話を途中でさえぎって、自分の話にすり替えるなんて、サイテーって思う人は多いと思います。

アドバイスの時も、同じですよね。

さえぎるだけでなく、相手の考えと自分の意図の確認をすっ飛ばしたアドバイスは

あまり気分が良くありませんし、せっかくのアドバイスも的外れに聞こえてしまいがちです。

（結果的に、いいアドバイスだったとしても）

 

まずは、相手が考えてきたこと、作ったプラン、それに対しての「相手の意図」を知ることが必要です。

自分の考えは、もうちょっと待って。

もっといいアイデアがあるとしても、こんな順番で話をするといいと思います。

 

まずは、相手のプランを褒めます。プラン自体に褒められることがなかったとしても（でもいいところに注目してほしい）、その過程を褒めることはできますよね。褒めなくてもいい、認めるだけでも、最低限、プロセスと「どうしてこれをやろうと思ったのか（意図）」を確認するだけでもいいでしょう。

その次、でもね、こういう懸念があるから（／もっと効果的にするために）別のアプローチもあると思うんだよね、とさらりと。さらりと伝えたいですが、理由（懸念など）はちゃんと伝えましょう。

そしてようやく、自説お披露目です。ここもまずは共感から。あなたがこのプランを行う目的（概ねいいことのはず）はこうだよね？　そうするためには、こういうアプローチはどうかな？

 

どうですか？

何か具体的な事例を想像しながら読んでみてください。

なんだかめちゃくちゃいいアドバイスをもらったような気になりませんか？

逆にいうと、いきなり自説を押し付けられると、いいアドバイスも「けっ」って思っちゃいませんか？

ケンカをするためにやりとりしているわけではないので

コミュニケーションは相手が受け取りやすく、が鉄則です。

（ケンカの場合も、争う要点以外でモメるとめんどくさいので、伝わりやすく争うことをお勧めします）

 

最近、チャットやメールなどでコミュニケーションが短縮傾向になっていると思います。

ズバリと答えを教えてくれ、という向きもあるかとは思いますが

人材育成という面でも、意図、過程、理由、必要だと思います。

 

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・bizSPA!フレッシュ「なりたい自分になるには…頑張らなくても行動ができる3つの方法」（2021.10.19）
Yahoo!ニュース　　楽天infoseek ニュース　に転載されました（記事にリンクしています）
その他メディアは確認中です。

・bizSPA!フレッシュ「メンタルが弱いと嘆く前に…「言葉遣い」から人生を変える方法」（2021.10.16）
Yahoo!ニュース　　楽天infoseek ニュース　に転載されました（記事にリンクしています）
LINEニュース　　スマートニュース　　グノシー　にも転載されています（それぞれのアプリ等から検索してください）

 

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