我慢ではないアンガーマネジメント
アメリカのアカデミー賞で
俳優のウィルスミスさんが、プレゼンテーターのクリスロックさんを平手打ちにした
その理由は、クリスロックさんがウィルスミスさんの妻の病を揶揄したからだ、という出来事がありました。
この出来事について、何が悪い誰が悪い、日米の人権意識の違い、それぞれのキャリアがどうなるか、などなど
さまざまな角度からレポートされていますが
「アンガーマネジメント」の観点で意見をされている方がおられましたので
コーチである私は、その部分について書こうと思います。
アンガーマネジメント、専門家もおられますが、なんだか苦しいものだとお聞きすることが多いです。
私はNLPの技術で我慢せず苦しまずに「いい感じ」になるようなコーチングを行っています。
なぜなら、突発的に起こった出来事に対して「我慢する」という行為じたいに無理や苦痛があると考えるからです。
無理や苦痛を味わわずに、出来事に対して「いい」行動ができれば、それでいいのでは。
そのために、出来事に対する感情をいい塩梅に調整しておきましょう、というのが私のやり方です。
たとえば
部下がぐずぐずしていると「ムカっ」として怒鳴ってしまう、としましょう。
怒鳴らずにいられた方がいい、冷静に指摘をする、ということができたらいい、という場合
(命の危険性がある場合など、大声を出さなければならない、という場合とは違います)
・「ムカっ」をフラットにする
・部下がぐずぐずした時に「怒鳴る」というプログラムの代わりに
(たとえば)部下がぐずぐずしたらお茶を飲む、とか、髪をとかす、というプログラムに書き換える
ということは、信じられないかもしれませんが、簡単なワークでできてしまうのです。
今回のウィルスミスさんの場合も
屈辱を受けても感情が溢れ出さないように調整する(フラットに)
屈辱を受けたら暴力をふるう、というプログラムの代わりに、例えば水を飲むとか目を閉じるとか息を吸うとか
そういうプログラムに書き換えておけば
このような事態には至らなかったかもしれません。
ここで大切なことは、侮辱されたことを許す、というのではないということ。
ここ、勘違いしないでほしいのです。
パートナーを侮辱されたら、パートナーを守り、相手に抗議をする、というのは
ウィルスミスさんだけではなく、ほとんどの方の信念でしょう? 私もそうです。全力で守ります。
その方法が暴力であるよりも、冷静に対応できる方がいい、と考える方がほとんどだと思います。
また、少し考えていただけると
その方法を取るために、感情を溢れさせる必要はないということに気づくと思います。
悪い感情をフラットに、暴力のプログラムを冷静なものに書き換える
そんな変化だけで、アンガーマネジメントってできるんですよ。
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