動機と行動
やろうと思っているのに、できないんですよね
というコーチングの課題は多くて。先日もそれについてつらつらと考えていたのですが
あ、と思いついたことを書いてみます。
何かをやる、行動するには「動機」が必要だと思っています。
というのが簡単なので、これを原則とします。
その動機は、できれば「こうなりたいな」という希望であってほしいかな、欲を言えば。
じゃなくてもいいんですけど、心地いいのは希望に基づいた動機です。
(〇〇しなければいけない、とか、〇〇するべきだ、からの動機は苦しく感じませんか?)
でね。
コンビニでアイスを買ったとしましょうよ。今すぐ食べるんじゃなくて、「あ、美味しそう」と思ってアイスを買いました、と。
おうちに帰ったら、すぐに冷凍庫に入れますよね。
これ「アイスを食べたい」「溶かしたくない」という動機からの無意識でできる行動、と言えません?
アイスを買って帰ったら、無意識に、アイスを冷凍庫に入れるという行動ができる人がほとんどです。
アイスは冷凍庫に入れる、というのは、ほとんどの人にとって当たり前のことですものね。
もし、玄関を入る直前に近所の人に声をかけられたとしたら。
「アイス持ってるんで」と会話を終わらせることができる人もいれば
アイスを気にしながら、会話が早く終わるように誘導できる人もいれば
ちょっとアイスを冷凍庫に入れてくるね、と言える人もいるでしょう。
でも、気になるけれど、なんとなく会話を続けてしまう人もいると思います。
そんな人も、アイスを冷凍庫に入れたい、という行動自体は、やりたいままでしょう?
ここがコーチングのしどころで
まず、あなたの動機(食べたい、溶かしたくない)があって
無意識に「アイスを冷凍庫に入れるという行動」ができるようにする
外的要因(近所の人)への望ましい対応(自分が理想とする行動)ができるように、自分を調整する
そういうことの積み重ねで、人生を思い通りに作っていくのです。
アイスを冷凍庫に入れる、という行動はハードルが低すぎて、いまいちピンとこないかもしれませんね。
たとえば、スイカなら。
食べたい! と思って買って帰ったとしても、
冷やす、カットする、びしゃびしゃになる、種ある、なんてハードルのおかげで
腐らせてしまったことがある、という人もいるかもしれません。
アイスよりもちょっとハードルは高めです。
だから、自然にハードルを下げるために
カットフルーツを買っている人もいるでしょうし
動悸が冷めないうちに、買ってきてすぐに一口大にカットして冷やしておくという人もいるでしょう。
何かを始めるときは、アイスを冷凍庫へ入れるのは「当たり前」と思えるくらいのことから始めましょう。
この「行動のハードル」をいかに低くするかを考えてみると
必ず、できますよ。
どう続けるかは、また別のお話しです。
_____
電子書籍もあります!
- 出版社 : KADOKAWA
- 発売日 : 2021/10/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 4041119189
- ISBN-13 : 978-4041119181
- 目次など詳細はこちら。
【メンタル本大賞2022 メソッド・考え方部門にノミネートされました!】
【掲載情報】
・『月刊総務(株式会社月刊総務)』2022年1月号 総務のNEWS欄に書評掲載
・ダ・ヴィンチニュース『わくわくできる人生を送りたい人必見! 「つよつよメンタル」で幸せを掴む方法』月乃雫さんによるレビュー(2021.10.20)
・bizSPA!フレッシュ「なりたい自分になるには…頑張らなくても行動ができる3つの方法」(2021.10.19)
Yahoo!ニュース 楽天infoseek ニュース に転載されました(記事にリンクしています)
その他メディアは確認中です。
・bizSPA!フレッシュ「メンタルが弱いと嘆く前に…「言葉遣い」から人生を変える方法」(2021.10.16)
Yahoo!ニュース 楽天infoseek ニュース に転載されました(記事にリンクしています)
LINEニュース スマートニュース グノシー にも転載されています(それぞれのアプリ等から検索してください)
【KADOKAWAのプレスリリース】
2021.10.8
『つよつよメンタルで人生は思い通り』、好きなように人生を歩める、人気パーソナルコーチの技術が結集した1冊! 本日発売!!
【スピンオフ企画!】
Coach MIKI の つよつよラジオ
ポッドキャストでお聞きいただけます! Spotify Apple Google Anchor に対応済み
(上記リンク先のカバーアート下のアイコンから、お好みのポッドキャストでお聴きください)