コーチの人は観たらいいよドラマ「ぴーすおぶけーき」#1

ソファでダラダラしていた時に、たまたまテレビで流れていた「ぴーすおぶけーき」の第2話。コーチアンテナがキャッチしました。あらためてTVerで見直すと、これはコーチの人は観た方がいいよ、という内容、構成でした。かいつまんで第1話の内容をレポートしてみます。

団地で「お悩み相談所」を始めた3人が捕まえたのは「一ノ瀬さん」。一ノ瀬さんの悩みは「夢がないこと」。相談所のメンバーは「夢なんてなくてもいいんじゃないですか？」というアプローチで、それぞれの知人で夢を持っている人が夢を叶えられずファミレスの「特盛ポテト」で時間を潰している事例をあげて「夢がなくてよかった」と言わせて解決。

実際のコーチングでもたまにこういうコーチがいます。キーになる一言は一ノ瀬さんの「夢がある方が人生にハリがある」。ドラマではなくコーチングの場面ならば、この言葉を聞き逃してはいけません。コーチなら一ノ瀬さんが手に入れたいのは夢ではなくてハリなのでは？と思わないといけません。こんなにドラマみたいにヒントを話してくれることはないので、コーチの方から「もし一ノ瀬さんが夢を持っていたら、今はどういう状態だと思いますか？」とか「ハリってどんなかんじ？で、今はどんな状況？」のような質問をします。そこからコーチングを始めます。（私ならこんな方法を使うかな、と思いながら）

ドラマに戻ります。

後日、一ノ瀬さんはどうもひっかかったので、特盛ポテトを食べている人を観察しにファミレスへ行った。特盛ポテトを食べている人は、みんな夢に向かって輝いていた。夢さえあれば幸せなのではないか。成功するかどうかは関係なく、夢を持つことで自分を好きになれるのではないか。

これはドラマなので一ノ瀬さんはどんどん自分で解決に向かいますが、実際のコーチングではコーチの質問の中で気づいていくような感じです。ちょっとここからが（コーチング的に見ると）若干無理があったり荒かったりしますが、ドラマの続き

一ノ瀬さんは「どうして自分には夢がないんだ」と言い、「インド行こうかな」と思いつき退職届をターバンに忍ばせて出勤しする。でも一ノ瀬さんはインドへは行かない。相談所の3人に「あなたたちの夢はなんですか」と尋ねると、それぞれが（常識的には）無謀な夢を口に出して堂々としている様子を目の当たりにし、管理人さんと話す。「自分の夢なのになぜ他人の目を気にしているのだろうか」「僕は本田翼と結婚したい」
一ノ瀬さんはハウスメーカーの仕事を辞めて、映像制作会社に転職して夢（本田翼と結婚する）を叶えるための道を歩き始めた。

多分全員が「無理でしょ」と思っていると思いますが、本人がいいと言っていればいいんです、といういい例ですね。少なくとも、ハウスメーカーにいるよりは夢に近づいていますもの。一ノ瀬さんは行かなかったインド。自分探し旅のメッカとして有名ですが（自分探しってなんやねんということもまた書こう）、インドへ行く、ということがハリになる人もいれば（これもちょっと関係あるかしら）、実際にインドへ行って夢を見つけて「ハリ」を得る人もいるでしょう。インドへ行っても何も変わらなかった、という人もいます。確率としては、これが1番多いかもしれませんね。次回第2話に続くポイント（隠しポイントかな？）でもありますが、「なんのために？（目的）」が自分にぴったりとしているかどうかをちょっと考えてみるのは大切なことです。インドへ行くのはなんのため？他の選択肢はない？本当に適しているかな？なんてね。私自身は「インドへ行ってみたい！」という目的を叶えることが１番のハリになるかな、という気がします。拙著「つよつよメンタルで人生は思い通り」にも「なんのため？」のことは詳しく書きましたので、よかったら読んでみてくださいね。

ぴーすおぶけーき、続けてみてみましょう。相談所の3人の雰囲気もとってもいいんですよ。

昨日放送の第2話のことは、明日書きます。