フリーランスと会社員とを行き来する人
私のお客様は、比較的、会社員の方が多いです。いずれ独立したいとか、定年後の生き方のために今から準備したいとか(これは経営者様にも多いテーマ)、転職するにしても「個」として活躍したいとか、そういう方向性の方が多い。まあ、これは当たり前なんです。コーチング自体が「自分で決める」「自分で考える」「自分で選ぶ」ということができやすいように調整するものなので、会社員として会社の言う通りに仕事をする方が向いている、という人はコーチングを選びません。
ただ、私もこれは経験があるのですが、フリーランスから会社員に戻ってしまう人(フリーランス→会社員)、フリーランスから会社員に戻ってすぐにフリーになる人(フリー→会社員→フリー)、これは結構な数おられます。会社経営から会社員になる人も多い。私のお客様にはこの道のりを通らないようにコーチングを行っています。
人は恒常性(ホメオスタシス)を持っていますから、できることなら同じ環境でいたいわけです。コーチングはすぐに「変化!変化!」と言う、と嫌がられるのは人間の持つこの能力のせいでもあります。なのに私たちには「変化が必要」な訳は、環境(状況)が変わらないとは限らないこと、今の環境に違和感を感じる(変えたい)などの理由があります。今の環境で、やりたいことができるなら、今の環境でいる方がいいです。だって、キャリアアップではなく違和感を理由に転職を重ねることは、さまざまなロスが生まれますよね(手続きとか人間関係構築とか慣れるまでの期間とかね)。
そんなの仕方がないじゃん、と思いますか? 私のコーチングの中では、この仕組みを可視化して、気分良く楽に自分の人生を歩けるような調整を行っています。「フリーランス→会社員」や「フリー→会社員→フリー」というキャリアチェンジをしてしまうことは仕方がないこと、悪いことではなくて、ちゃんとした理由がある。この理由を理解して、自分のキャリアの戦略を立てましょう。ご興味あれば、ぜひコーチングを続けてみてください。
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