「私は無能です」
私と同期のコーチ達の中では有名な話をします。
ある仲間がコーチングのトレーニングのデモンストレーションに出てくれた時のこと。
彼女の思い込みは「私は無能だ」でした。
これを「私は有能だ」に変えたとしたら、夢に向かって進めそうかという確認ののち
「私は無能だ」という思い込みを「私は有能だ」にチェンジする、というデモンストレーションがありました。
その後の彼女は、その時には影も形もなかった自分のサロンを立ち上げたりしてご活躍です。
もちろん、このデモンストレーションだけの影響ではないかもしれません。
本人は「よくわからない」と言っていましたが、それはそのはずで
「私は無能だ」という思い込みは、無意識からのものですので
それをチェンジしても意識しにくい(いつの間にか行動で気づくくらい)ものなのです。
全く同じ思い込みを持っていた方は、私のお客様にもおられて
さらに仲間(コーチングではない)にも、そう言っている人がいます。
実際に「私は無能だ」と言っているこの3人は、私から見るとものすごい有能な人たちです。しかし
なーにを言ってるのよ、と周りが言っても
具体的に、「あなたはここが有能でしょ?」と諭しても
きっと、本人たちの「私は無能だ」という思い込みは無くなりません。無意識からそう思っている(信じている)ので。
それを変える方法なんてない、と思われているかもしれませんが
それ自体も思い込み、実際にチェンジする方法はあるのです。
しかも、あなたの身近な人(私)がさらりと使っているテクニックです。
必要のない思い込みは、チェンジした方がいいですよ。
ここで大切だと私が思っているのが
どんな思い込みをチェンジしたら、
気分良く進めそうか、チャレンジできそうか、思い通りの自分に近づくか、という確認です。
これは、例えば私がピアノを習いたいけど踏ん切りがつかないという場合だとしたら
「私はピアノを弾けない」を「私はピアノが上手だ」に変えることではなく
「今更練習しても弾けるようにならない」「全く弾けないのに習いに行くのが恥ずかしい」のような思い込みを
私が進みやすいような思い込みに変える、ということです。
でも事実をチェンジしてはいけないということではなく、例えばブスな私が表に出るのが嫌だという場合だとしたら
「私はブスだ」を「私はチャーミングだ」に変えるのは良さそうです。
ブスって誰が決めたのですか? 絶対にあなたはブスなのですか? ブスの何がいけないんですか? それは何の関係があるのですか?
みたいに、友人知人ならなかなか突っ込めないような質問方法も使いながら
唯一の目的は、「あなたが、自分の思い通りの人生を歩めるように」お手伝いするのがコーチの仕事です。
「思い通りの人生」で、他人を傷つけたい人なんていないでしょ? そこは自分に対して安心してほしいと思います。
おためしコーチングで、あなたの思い込みをちょっとだけ見つけてお教えしています。
こう変わったら、という想像を巡らせていただきたいなと思います。
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