やる気スイッチは、ぜひ自分の中に
今回はアーカイブ記事を再編集してお届けします。元記事はこちら。
やる気スイッチは自分の中に
やる気ースイッチ僕のはどこにあるんだろー
というCMがありましたが(君の、でしたっけ?)、
やる気スイッチというかやる気に火をつけるチャッカマンというか
そういうものがなくて困っている、という話題は、コーチをやっているとよくお聞きします。
やる気はやってみたら湧いてくる、というのも本当のこと。
どうやって探すかの前に、やる気は満々ではなくてもできると知りましょう。
仕事は、みなさんちゃんとやりますよね?
それ、なぜできるんでしょうか。
だって仕事だから、というお答えが多いかと思います。
そう、仕事だからできるんです。
多くの人に「仕事はちゃんとやるものだ」という思い込みが根付いているから、という解釈もありますし
仕事をしないと怒られる、ひいてはクビになる、そうなると路頭に迷う、というネガティブな動機もあるでしょう。
好きな仕事だと「楽しい」が、憧れの仕事だと「かっこいい」なんかが動機になるでしょうし、
高給なお仕事なら「お給料」が動機になるかもしれません。
でも仕事だからやる、できる、これはほとんどの人が納得されると思います。
大人がやる気を出すには「仕事」にしてしまうのが、1番手っ取り早いかもしれませんね。
「なかなか始められない」というお困りごとも(英会話とか日記とか勉強とか)、
仕事だったら「ちゃんとやるものだ」でとりあえず始めてみることはできそうではないですか?
始めてみるまでが1番大変。やってみたら、坂道を転がる雪玉のようにぐんぐん大きく、そして加速しやすくなります。
とはいえ、なんでもかんでも仕事にはならんだろ、ということはわかっております。
そんな時の動機のコツをもうひとつ。
やる気スイッチは、自分の中に持っていてください
言い換えると、動機は自分に向けてくださいということ。
つまり、「誰か(特定であれ不特定であれ)のため」という動機は
できれば「自分」主体で語れるようにしておいてほしいです。
自分のため、上等です。自分のためにやっていることが、周りのためになればいいんですから。
だってね、動機を他人に委ねてしまうと、その他人の状況が変わった時に、あなたはどうなる?
その他人はあなたの動機なんて知ったこっちゃないか、もしくはあなたの動機に気づいて気が重くなります。
いずれにしても、いいことではありません。
会社のために身を捧げている方や、子育て中の親御さんなど、ちょっと気にしてみてほしいです。
いろんな事例を、みています。また、自分自身にも苦い経験があります。
隠すことではないので書いておきますと、私は大学時代に体育会のクラブに所属していました。マネージャーです。
動機は「同期のため」でした。みんなのことが大好きだったんです。
ある日脱走した同期がいて、その理由が「個人で全国大会優勝したので(優れたプレイヤーでした)もういいかなと思って」
その瞬間、私はクラブを辞めました。
その時、脳裏に浮かんだのは
オリンピアンの体育の先生が「マネージャーなんかやめとけ、自分で何かやれ」という言葉。
本当に、その通りだったと思います。
私、マネージャー業は特に頑張らなくてもできましたし、きっと向いていたんでしょうけれど
成長もそんなに感じなかったんです。
純粋に、動機のため、メンバーのため。仲間が好きだから、だけでやっていたんですよね。
もったいないことをしました。
その素質を職業にしようにも途中リタイアは全く意味がない(超氷河期でした)。
(今はそのマイナー競技を知っていることで少し豊かな人生です)
ね?
やる気スイッチは自分の中に、ぜひ。