「○○したことないくせに」と専門家、ファイっ!
私の仕事は明らかにそうなんですが、
きっとお医者様やなんらかのアドバイザー(前職は経営のアドバイスをする人でした私)
役所の人もそうでしょうし、政治家もそう、学校の先生もそうかな、ショップ店員さんも言われてるかも
あらゆる専門家と言われる人が
「○○したことないくせに、偉そうに言うな!」
「あなたは○○じゃないのに、(以下同文)」
なんて言われたり、思われたりすることってあると思います。
そんな時に専門家は「むかっ!もう知らんわ、こんなやつ」と思ってしまうよりも
プロとして適切な対応をしたいもの。
偉そうに聞こえたとしたら、それはその専門家の改善ポイントではありましょうが
「○○したことないくせに(○○じゃないのに)」については
知識なり、技術なり、業務の経験なり、そういうものが補ってあまりあるわけです。
だから専門家としてプロ張っているわけです。
お医者さんなんて「○○したことない」人ばっかりだと思いますよ。
だって、全部経験していたら体がもちませんもの。
でもそんなこと言っても火に油を注ぐだけ。
技術としては、
「私もそうなんですけど、○○ですね(とか、○○に気をつけましょう、とか)」と言うことで
相手が受け入れやすくなる、というのはあると思います。
(ここでもよく書いている「同じ」=心地良い より)
明らかに自分が「○○じゃない」ならば
「○○じゃない私が言うってことは、相当なことですよ!」とねじ伏せるのも有効、かな?
当事者ではない私、つまり第三者の目線、相手が閉じた世界にいるということに気づいてもらうのも
一定の効果はあるかと思います。
前職では「経営者」と「アドバイスの専門家」ファイっ!の現場をよく見聞きしました。
大体、経営者から「アドバイザーは経営したことないくせに偉そうなこと言いやがる」と言う愚痴が出てきます。
こういう場合は、それぞれのプロとしての立場をリスペクトしたコミュニケーションが大事ですよね。
その土壌を整える人として、コーチって役に立つと思います。
それより何より、
「○○したことないくせに」と思わせないための共感や信頼は必要。
それは技術だけでなく、寄り添う、心を寄せる。いやむしろ
寄り添ってしまう、心を寄せてしまう、そういうポジションを自然にとってしまう
それが専門家としての適性ってやつのひとつなのかもしれません。