私は関西人なので、阪神が勝つとうれしいなあと思いますが

どんな選手がいるかとかを追うわけでもないので、ファンではないと思いますが

好感を持っています。

「アレ」

ですので、最近のスポーツ紙をはじめとする阪神タイガースの報道やインタビューはとても楽しく読んでおり、

特に、岡田監督の人物像や言動はとても興味深いです。

私はコーチなので、やっぱり優勝につながるメンタルやマインドに興味があります。

関西人って、他地方の方から「ふざけるな」「真面目にやれ」と思われがちなくらいには

大変なことを「しょうもないこと」と捉えてやる、あかんと思ったらやめるという

コーチング的に見ると最適なマインドを持っていたりします。

小学校の通知表には「粘り強さ」の項目があったように思いますが

粘り強さの訓練はもちろん必要、でも、大人になっていつも必要かというとそうでもないのでは？というのが

コーチの考え方に近いかなと思います。臨機応変って大事。

（ただまあ、私が関西人だからというのもあると思いますけど、コーチに関西人が多いのも事実）

（悩んでいる時にほっとさせてくれる人、目の前が開ける気にしてくれる人、と考えたらコーチが関西人っていいと思うんですよね）

（ただまあ、攻撃的な関西人もいますので、そういう人は逆かもしれません）

なんてことを思いながら、

【阪神】選手目線から見た「岡田野球」に潜入「あわよくば…はない」「意気に感じる」「感銘」

を興味深く読みました。

クライマックスシリーズあたりから見ているだけの者ですが

今の阪神タイガースの野球は「当たり前のことをちゃんとやる」というものではないかな？と感じました。

「あわよくば、はない」はコーチングの原理にも通じます。

目標を決める時、手段を考える時に、ミラクルチャンスどん！は除外するのが原則です。

普通を重ねた上にアレがある、その先にアレのアレを手に入れた阪神タイガース、いいチームですね。

大山選手のマインドフルネス

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私が関西人なので両チームに思い入れがなくもなくて、だからかもしれませんけれど

オリンピックとかワールドカップ並にドラマチック！いい試合が続きますねえ。

（第4戦はインタビューも見たかったですよね。今インタビューを聞きたい人No.1は岡田監督では）

というところでスポーツ紙の日本シリーズの記事にも注目しています。

お、と思った記事があったのでシェアです。

【阪神】大山悠輔サヨナラ打の舞台裏「プレッシャーなんて毎日ある」目前の２者連続敬遠にも冷静（日刊スポーツ）

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311010001683.html

阪神４番の大山選手の

「4番大山は打席に入る瞬間、揺れ動く感情のスイッチをあえて切った。」

という部分、コーチとしてとても興味深いです。

前2人の打者を申告敬遠されての4番、ナメられたと感情が動く部分ではありましょうが

また、それを発奮材料にする選手も多いでしょうが、

大山選手は、感情のスイッチをあえて切った、と。

かっこいいです。インタビューでこれを言えるところもかっこいい。

感情はエネルギーです。

ネガティブなエネルギーよりも、ポジティブなエネルギーの方がいい結果を生み出す

そんな例はこちらにもいくつも書いてきました。

例えば

運動しないと怒られる、よりも、運動したら気分がいい、のエネルギーで動く方が気分がいい

気分がいいと一生懸命やれる、集中してやれる、たくさんやれる、続けてやれるから、結果も出る。

（ポジティブと筋肉の動きの関係なども徐々に解明されつつあります。今は体感として実感できる人も多いよな、程度で実感してください）

もとい

ナメられたと憤る感情で動くよりも、ポジティブな感情で動く方がいい、さらにそれよりも

打撃のような行為は、集中状態で臨む方が絶対にいいのです。

ボールと自分、その2点に集中する。

あえていうと、マインドフルネスの状態、瞑想の時のような状態、

脳波でいうと、おそらくα波（もしくは多少θ波の状態）の状態を作る、

これは感情に任せる状態とは真逆ですから、

大山選手は感情のスイッチを切ることで、マインドフルネス状態を作っておられるのかもしれません。

（切り替え方、その表現方法は人それぞれです）

続く記事からも、「ものごとのいいところを見る」という

幸せな人生のメソッド通りのことを実践されていることがわかります。

先のことより明日の試合に勝つだけ。

その積み重ねの先には。アレは必ずあるわけですから。

Coach MIKI のコーチングの特長

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このコラムでも注目しているJAPANの円陣、決勝戦では大谷翔平選手がスピーチをしたそうです。

2023 WORLD BASEBALL CLASSIC
決勝・アメリカ戦の円陣声出しは #大谷翔平 選手！

▼侍ジャパン試合速報https://t.co/PnCFO1PH8P#侍ジャパン #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/VASNb5iBJV

— 野球日本代表 侍ジャパン 公式 (@samuraijapan_pr) March 21, 2023

テキストならこちら（日刊スポーツ）

書き起こしましょう

僕からは1個だけ。憧れるのをやめましょう。
ファーストにゴールドシュミットがいたりとか、センター見たらマイク・トラウトがいるし、
外野にムーキー・ベッツがいたりとか。
まあ、野球やっていれば誰しもが聞いたことがあるような選手たちがやっぱりいると思うんですけど。
今日1日だけは、やっぱ憧れてしまったらね、超えられないんでね。
僕らは今日超えるために、やっぱトップになるために来たので。
今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあ行こう！

かっこいいですね！前回も触れた「さあ行こう！＝最高！」が使われています。これ本当にいい言葉なのでみんな使えばいいと思います。ネットでも話題になっていた「憧れ」について、ちょっと考えましょうか。

私は自分の本で「憧れの人を見つけるといい」ということを書きました。これは前に進むためには「こうなりたい」というイメージが明確になっていた方がいいですよ、という意味のものです。きっとJAPANの選手も、大谷選手のスピーチに出てくるような選手に憧れ、1次ラウンドで日本人の心を鷲掴みにしたチェコチームの皆さんも大谷選手に憧れて、野球選手になったと思うんです。ビジネスパーソンでもありますよね？こんな経営者になりたい、こんなコーチになりたい（私はあまりいないかもですが）などなど。そんな同じ時代を戦う相手が「憧れの人」の場合、実際に対戦することになった時、確かに大谷選手がいうように「憧れ」は捨てた方がいいかもしれません。

「憧れ」という言葉で括っている中に、どんな成分が入っているかは人それぞれですが、往々にして日本人は「尊敬」「敬う」はいいとしても、「自分より絶対的に上」「逆らっちゃダメ」「絶対的ヒーロー」というような思いを持っていると思います。それは戦うために、勝つためには必要ありません。また、「憧れ」のまま戦いに挑むことは「他人事」になってしまいがちです。試合を自分事として捉えるよりも、他人（憧れの人）視点で臨んでしまいがち。これは勝利にとってはとても危険なことです。敗戦後のコメントで「浮き足立ってしまった」と言われる時は、結構この「他人事」視点になっている時が多いように思います。

話は膨らんでいきますが、こんなことを考えておられるかは知らないけど、「憧れをを捨てましょう」と言った大谷選手はやっぱりすごいなあ。

私が書いた「憧れの人」。読者の大多数は、野球選手のように王道が決まっている人ばかりではありませんので、「ドンピシャのロールモデルは見つけにくい」という前提で書いています。部分的に、この部分がステキ、こうなりたい、と思うといいですよ、というものです。実はこの方が「憧れを捨てる」という心の摩擦は少なくなります。また、過去の偉人（大相撲の白鵬とか）で対峙することがない、という場合も摩擦はありませんが、でもその代わりにちょっと孤独感を感じるかもしれません。誤解を恐れずに書くと、幻を敬っているようなものです。やはり同時代で切磋琢磨する体験は何事にも変えがたし、です。

明日にでも「WBCはなぜ毎回たのしそうなのか」を書こうと思います。日常生活にも生かせるように。

おめでとうございます！

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さあ行こう、と、最高！は似ている

— 三木未希つよつよメンタル (@miikimiki3) December 16, 2022

無意識はこの曖昧さが大好きで、なーんかなんとなく、両方の意味をスッと取り入れてしまう性質があります。これはとてもいいことで、「さあ行こう＝最高」と無意識に思えたら、どんな冒険でもできそうじゃないですか？

これをうまく使っているのが、ゆず「TETOTE」これは市川猿之助丈のスーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」の主題歌です。劇中のいいところで流れる、というかタンバリン持ってみんなで踊るような曲。歌詞の字面では「さぁ行こう」となっていますが、曲を聞くと明らかに「最高」と歌っているのです。まあ聞いてみてください。新橋演舞場で聞いた時、代役の尾上右近さんの躍動感とともに、私は感動して感心しました。ワンピースのことはあまり知らないけど、きっとこれはぴったりなのではないですか？

↑
ここで聴けるかな？

で、この「さあ行こう＝最高」を最近使っておられるのがWBCを戦っている日本代表のラーズ ヌートバー選手です。彼が円陣の声出しをするときは必ず言っているようです（気づきました？円陣＝エンジン！）。もしかしたら、通訳さんと私のようなベースを持つコーチなどが相談して考えられたのかもしれません。みんなの無意識に「さあ行こう＝最高」がインストールされているはずです。いい言葉です。

そんなラーズ ヌートバー選手、WBCを見ている全ての人の心を鷲掴みにしています。こんな子供に育ったらいいなあと思う親御さんも多いのではないでしょうか（絶対、お母様の子育て本が出ると思う！）。コミュニケーション、リーダーシップ、かわいがられる、一生懸命、諦めない、そしてなにより技術とそれを手に入れた努力、そして、常に明るい光を見られる癖（あえて癖としておきましょう）。中でもコミュニケーションが全ての根幹になっているように思います。人の悩みの8割とか9割は人間関係で、人間関係はほぼ全てコミュニケーションの問題だ、とも言われていますから、コミュニケーションが円滑だと悩みも起こらず、その分のリソースを自分本来の力を磨くことに使えます。

WBCを見ていて、普通の人が大谷翔平選手になるのはなかなか難しいように思いますが、ラーズ選手のようにはなれます。少なくとも「コミュニケーション、（望むなら）リーダーシップ、かわいがられる、一生懸命、諦めない、好きなことをがんばる努力、そして、常に明るい光を見られる癖」あたりはコーチングでサポートできる範囲です。お母様の子育て云々関係なく、大人になってからでも、あなたは変わることができます。ただごめんなさい、誰もがコーチングでメジャーリーガーになれるかというと、それは無理。でも、野球が好きなら、メジャーリーガーになるという夢に向かって進むエネルギーを自分で発電すること、メジャーリーガーになれなかった時にどうするか、明るいセカンドキャリアを歩む、くらいはできます。大谷翔平選手を目指すなら、気分よく目指す、確実性を上げるようなサポートはできます。

そんなことできると言われても、なかなk信じられないかもしれません。でも、コーチとして何人もの方をサポートしている私は、信じられないことが信じられないのです。というくらい、変化を実感できるコーチングをぜひ体験してみてくださいね。

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・サライ.jp『「簡単にできること」を積み重ねれば、やりたいことができない状態から抜け出せる【つよつよメンタルで人生は思い通り】』書籍からの抜粋です（2022.9.24）

・『月刊総務（株式会社月刊総務）』2022年1月号　総務のNEWS欄に書評掲載

・ダ・ヴィンチニュース『わくわくできる人生を送りたい人必見！ 「つよつよメンタル」で幸せを掴む方法』月乃雫さんによるレビュー（2021.10.20)

・bizSPA!フレッシュ「なりたい自分になるには…頑張らなくても行動ができる3つの方法」（2021.10.19）
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