先日からたくさん同窓会に出ていて、当時は気づかなかった、見えていなかった、感じていなかったことがたくさんあったことを新鮮に思っていました。あんなに自信たっぷり（そう）で理発な（だと思っていた）友人が持っていた悩みとか、結構みんな通知表で2がついていたのね、とか。そんな大層なことでなくても、自分がものすごく嫌だったことをさらっとバックれていた友人がいたこととか。

たとえば、私は体育の持久走がめちゃくちゃ嫌いで冬が憂鬱だったのですが、今考えると、憂鬱にならない方法はたくさんあったなあと思います。たかだか1週間に10分（我が母校は1km走でした）くらいのことなのに、毎日嫌だ嫌だと考えるなんてバカみたいじゃないですか？ というようなことは当時も大人たちに言われていましたけれど、言われたからといって割り切れるものではありません。冬、嫌いでした。同じように、勉強や友達、先生との関係、自分の夢と実力、家庭環境や容姿、異性とのことなど、子どもには子どもなりの悩みがたくさんあります。もちろん、大人になっても、あります。これを解決する方法、少なくとも「嫌だ嫌だ」と悩んで閉じこもってしまう以外の方法を取ることができたら、きっと自分自身の気分が良くなって、自分の持つ力を最大限に使って生きることができるのではないかと思います。

どんな方法を取ると良さそうか、自分でできるマインドセットを箇条書きにしてみると

・いいところだけを見る
（持久走でダイエットできるかも？！と思う、 走っている間はワークアウト中のハリウッド俳優になりきる：謎？）
・他人事ではなく自分事に
（自分は何ができるかな）
・世界はそこだけじゃないことを知る
（第三者の視点、違うフィールドへ＝逃げるOK）

これをくるくると繰り返していると、きっと人生が変わります。そして書いていて思いました。これ、大人の方が自由度が高いかもしれませんね。子どもはどうしても「成績」とか「学歴」とか「親」に縛られてしまいがちです。できることなら、大人の側が「これしか許さない」ではなく、例えば冬の体育は持久走か別の競技を選ぶことができるとか、そういう工夫をするべきではないかと思います。ただ、恋愛や人間関係は誰かが仕組みを作ってくれるわけではありません。このように全てがうまくお膳立てされるわけではありませんので、だとしたら、「そういうものだ」というフレームに自分をはめて（これが青春ってやつかぁ、わたし高校生してるなぁみたいな？）「嫌だ」とか「苦しい」などを薄めるような感じのコーチングができるなと思います。

コーチングは第三者であるコーチの視点を使って、自分は自分の人生に集中して「より気分良く、より確実に、より速く」変化していくためのものですので、そこまでを望まないのであれば、上記マインドセットを気にしてみるだけでも、物事の捉え方は変わります。物事の捉え方が変わると人生が変わります。ぜひ試してみてください（自分でできるワークは拙著に載せていますのでご参考に）。

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初日の同窓会で、初めはほぼ同世代の同僚と同じテーブルを囲んでいまして、隣の元同僚とあの頃のようにおしゃべりをしていました。そこで別の同僚に言われたこと。「懐かしいなあ。◯◯さんがマニアックな話をして、それを山田さん（わたし）がめっちゃ興味深そうに聞いてるの」

そうだったっけーー？と私はとても新鮮でした。◯◯さんがノンストップでマニアックな話をする、というのは当時から変わりませんが、私は興味深そうに聞いた記憶はあまりないのです（若い頃なので、心狭いので、話長いなあとか思っていた気もする）。

自分の強みは自分では分かりにくい、他人の方がよくわかる。また、それ自体も人それぞれで、Aさんが挙げてくれる強みとBさんのそれは全然違ったりする。そんなことありますよね。

客観視が大切だと言われますが、客観視は本当の第三者（他人）に任せて、自分は自分の人生にのめり込むほうがいいのかもしれません。また、客観的な意見（とまではいかない感想程度でも）を伝えてくれる人が周りにいることが、本当にありがたいなあと思ったのでした。

コーチは究極の第三者、そしてコーチング以外の関係はありませんので、あなたを持ち上げる（よいしょする）こともけなすことも、やる必要がないのです。「私は、こう思いますよ？」「コーチング的には、こうかもしれません」「冷静に考えて、それってすごいことやってますよ？」なんて、私に言われたことのあるお客様、多いと思います。

京都タワーの地下入り口でぱちり。なぜか全部目を細めていた。

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と私いわれました。

ええそうです。もじもじしますよ。

でも、もじもじの後に「やるぞ」と思えるように

自分勝手に「やれる理由」を考えるのです。

相手があることなら、相手の立場を考えてみる、とかね。

こんなこと頼まれたら、嫌かなあ

いや、そんなことないな。うれしいよな。

じゃあ、連絡してみよう。

この過程に、第三者がいてくれるともっと早く、楽に、簡単になります。

連絡が来て、嫌って思う人はいないよ

なんて誰かが言ってくれたら、「そうか」って思えます。

自分もそう思っているので、より効果的なのです。

（たぶん、自分がそう思っていないと逆効果です）

この第三者のプロが、コーチなんですよね。

ちょっといろいろぼかして書いています。うやむや。

このフレーズはいろんな場面で引用され、書かれ、その通りだ、いや違う、と議論もされ

多くの方がきっと一度は目にして、考えたことがあると思います。

インターネットで検索すると、正しくない、とか、真に受けてはいけない、というコラムなどが目につくようですね。

わたしのストーリーを読んでいただいた方は覚えてくださっているかもしれませんが

インキュベーションマネジャー時代、

第三者の視点から提案とディスカッションができるということで、経営者の方にはとても喜んでいただけたという経験があります。

が、わたしが支援先の企業の営業をしたり、経営方針を作ったりしたわけではありません。

よそ者若者馬鹿者とは、この第三者ということではないかな、と思うのです。

第三者を上手に使いましょう、ということじゃないのかな、と。

いや、だって

いきなりよそ者の若者の馬鹿者に任せるって、変でしょ？

今までエキスパートのあなたがやってきたことを、よそ者若者馬鹿者に任せるなんて

ゼロから始めるってことになりますよね。

自分の大切なこと（仕事、人生、、）を他人に委ねていいですか？

（コンサルに不満を持つ経営者さんって、つまりここが解消しないのだと思います）

よそ者若者馬鹿者を使う側の方には、任せるのではなく、視点を借りると考えてはいかがですか？と提案したいです。

この「よそ者若者馬鹿者不要じゃないか論」をみるたびに

よそ者若者馬鹿者=コーチだなあと思うのです。

よそ者：コーチはあなたではありません（当たり前）。あなたと利害関係はありません。あなたに指図しません。

若者：コーチって高齢者が多いです（教えてやろう志向が強い人が実は多いので）。わたしくらいの世代は実は文字通り若者です。

馬鹿者：制限を取っ払う、思い込みを捨てる訓練を受けているので、あなたの天井を吹っ飛ばす質問ができます。

あなたの人生を変えるために、よそ者若者馬鹿者を使ってみる

コーチをつける人生って、きっとこういうことだと思います。