日本代表 | コーチ三木未希

サッカーに学ぶチームづくり（お、それっぽいタイトル）

MIKI MIKI — Mon, 05 Dec 2022 12:57:21 +0000

　サッカー日本代表、すっごいですね！わくわくさせてくれる戦いを今日も期待しましょう。インターネット上でもいろんな人がいろんな表現で驚きを表したり、分析したりされていますね（私も書いた）。

考える？考えない？

サッカーW杯インタビュー解説

自分の持つ能力を最大限に発揮するかしないかで結果は変わる

　そんな中で、なるほどなと関心し、日本の企業、特に中小企業が心がけたい分析がありました。

スペインの選手選考基準は明確だ。上手くて賢い奴が出る。「我々が一番良いフットボールをしている」という自信があった。

一方日本は速い奴、上手い奴、強い奴、デコボコの個性がピッチに出てくる度にチームの姿を変え、観ているこちらも予測不能。スペインもドイツも全く対応出来なかった。
— サッカー店長/龍岡歩 (@a_tatsuoka) December 1, 2022

　なるほどな！と思いません？そしてこの「早い奴、上手い奴、強い奴、デコボコの個性」が心地よく存在できる場こそ、ダイバーシティ（DEI）ですよね。日本チームを見ていると、そこがうまくいっているように見受けられます。おそらく日本は、飛び抜けた才能が出にくく伸ばしにくい国です。そういうシステムになっていませんから（それはそれで問題です）。だからこそ、無意識からダイバーシティを叶えられるように、目的に叶うならば必要のない意識の上での「非常識」をなくしていきたいとコーチとして思います。

　人材採用に制限がある中小企業も、選ばれた11人で試合をするのではなく、リザーブを含めた26人が場面場面で「チームの姿を変え」ながらひとつのチームとして戦うという今回の日本代表チームをお手本にしたいものです。そのためにはマネジメント層の「受け入れ力」が大切です。常識や思い込みを望ましいものに変えていく三木のコーチングをぜひおためしくださいね。法人さまからのお問い合わせをお待ちしております！

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書いてからタイトルつけたんですけど、恥ずかしぃな

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サッカーW杯インタビュー解説

MIKI MIKI — Fri, 25 Nov 2022 14:02:55 +0000

　引き続き、サッカーワールドカップ初戦の日本のお話しです。スポーツの国際大会はコーチにとって素晴らしい気づきの時間でもあり、もしメンタルコーチで関わるなら（ぽわわん）と妄想する時間でもあり、何より、人間って素晴らしいと再認識できる場でもあります（これはきっとコーチじゃなくてもね）。その中でも試合直後のインタビューって本当に無意識そのままが表に出てくるのでおもしろいです。まずはbravo長友さんとその他の若手選手の温度差と、同点ゴールを決めた堂安選手の「俺が決める、俺しかいない、俺がヒーローになる」の発言。これがそれぞれ出てくるというのは、とってもいいチームを構築されていることがわかります。俺がヒーローになると思っている人、できることをコツコツしようと思っている人、冷静な人、盛り上げようとしている人、熱く語りたい人、どれも「この大会で自分の能力を最大限に発揮するため」につながっているなら、これは正解なのです。このそれぞれの個性をそのままに成立させるチーム、本当にいいチームだと思います。軽く思い返してみると、過去の日本代表チームは1色になることを（無言であったとしても）求められていたのかもしれません（検証はしていません）。悲しむ人に寄り添うことは大切ですが、何か成し遂げたいものがある場合、それよりも個々が力を発揮することを考えた方が結果につながります。

　さらに試合後の森保監督の言葉。ピッチ上で円陣を組むのは世界的に珍しいんですってね。その円陣で発せられた言葉です。（だいぶ探した）

森保監督の言葉、書き起こしますね。

よっしゃ、素晴らしい勝利だ

みんながやるべき準備をしてきて粘り強く戦う
そうしたら結果が出てくる
みんなの努力が結果が出て良かったよ

ただし、一喜一憂しすぎるな
次が大切だぞ

これを生かして次もまた勝利すること
しっかりと準備してやっていこう！
おつかれさまでした！

　ちょっと言葉尻などは違うかもしれませんが、こんな感じですよね。これを最初にニュースでパッと耳にした時、さすが森保監督だなあと思いました。以前何度もこちらで書いている「サンドイッチフィードバック（私はハンバーガーフィードバックと言っています）」そのものなんです。

「反省会」やっちゃっていませんか？

子犬の育て方

よっしゃ、素晴らしい勝利だ

みんながやるべき準備をしてきて粘り強く戦う
そうしたら結果が出てくる
みんなの努力が結果が出て良かったよ

ここが上のパン（いいことパート）

ただし、一喜一憂しすぎるな
次が大切だぞ

ここがパティ（指摘パート）

これを生かして次もまた勝利すること
しっかりと準備してやっていこう！
おつかれさまでした！

下のパン（いいことパート）

　しかもサンドイッチではなく、グルメハンバーガーではなく、近所のパン屋みたいな、パティペラペラハンバーガーです。これが、沁みるのです。画面を通じて聞いている私たちにも、響いたでしょ？

次の試合も、楽しみにしましょうね。

私、乗り継ぎ（しかも怒涛）でしかドイツに入国したことがありません。これはミュンヘン空港の中でビールを作っているレストランで飲んだビールです。

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自分の持つ能力を最大限に発揮するかしないかで結果は変わる

MIKI MIKI — Thu, 24 Nov 2022 13:53:36 +0000

　サッカーのワールドカップが始まって、日本は初戦のドイツ戦に勝ちました。私の世代ではオリバーカーンのイメージが強いドイツ、ずっと強豪のイメージがありますよね。そんな相手に勝つのは、まあ難しいよなあって大半の人間（日本人に限らず）は思っていたのではないでしょうか。結果はご存知の通り。私はサッカーも別に詳しくないんですけれど、多くの選手が海外でプレーをしていて、もちろん数もレベルも足りないかもしれないけれど、それを補う戦術やテクニック、運動量は特徴として持っている、はず。ただ、それを本番でいかんなく発揮できるか、どの競技も日本代表はその部分が弱いのではないかな？とコーチとして思っていました。

　他の日本代表の試合を真剣にみているわけではないので、これがいつものことなのか、それともドイツ戦特有だったのかは分かりませんが、森保監督の落ち着き、平常心がずば抜けているなと感じ、試合直前の練習をしている選手たちからも、いいリラックスと自信、ある意味の開き直りを感じました。変に取り繕う（俺はできる！と無理に思う）とか、妙にテンション上げるような雰囲気が皆無でした。この状態は、自分の持つ能力を最大限に発揮できる状態とお見受けしました。いわゆるゾーンやフローに入りやすい状態でした。

　このままいかれたらいいな、と思いながら試合を拝見していて、前半はのちのインタビューでも気負ってしまったとかビビってしまったというようなことを語る選手もいたように、ちょっと発揮できていなかったかもしれません。でも後半。これは戦術を駆使することで戦う環境を整える、という監督はじめスタッフの仕事と、選手本人の「自分の持つ能力を最大限発揮する」という仕事を存分になさった結果の勝利だったのだと思います。

　わたしたちは自分の持つ能力を最大限発揮することしかできません。相手に対して優れているのかどうなのかということは「能力を最大限発揮」できてからの話。おそらく、終盤のドイツは「能力を最大限発揮」できていない状態だったのでしょう。焦り、不信感（自分にも仲間にも）、怒り、そのような表情を持つ選手が多かったのも印象的でした。

　もし、サッカー日本代表にメンタルコーチがいるならば、とてもいいお仕事をなさったと思います。全ての関係者の皆様に経緯を表します。そして、次もどうぞこのままで。

　これはスポーツに限った話ではありません。ひとりひとりが自分の持つ能力を存分に発揮できたら。自分自身の人生も変わるし、世界もいい感じになるんじゃないかなーと妄想しています。

　スポーツ選手のコーチングもお引き受けしています。お話を聞くと、意外と押しつけ型、洗脳型のコーチングに悩んだ経験がおありのプロ選手は多いようです。ぜひ、三木のコーチングをおためしください。

国立競技場なんですけど、ラグビーの時なので屋根と空を。

本もね。

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