私たちはすべての情報を処理できているわけではなく

無意識がキャッチできているものは意識できませんし、そもそも無意識ですらキャッチできていない情報があります。

さらにその情報処理の仕方にも人それぞれ特徴があります。

いわゆる「五感」、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚（後ろ３つをまとめて体感覚とした方がわかりやすい）の

どれで処理するのが得意なのかが人によって違います。

これは「視力がいい」とかそういう話ではなくて、視力が良くても視覚の処理が苦手なことも多いです。

私はコーチングでものすごく使っている事柄ですが、

コーチではない方々でも使いようはあるかなとは思っていたのですが

そんなに面白くないよね？なんて思っていました。

でも今日のお客様がとてもおもしろがってくださって見方が変わりました。

少なくとも、五感の中で、処理するのに得意不得意がある、人によって違う

というこのことを知っているだけでもさまざまな工夫ができます。

例えば初めての場所へ行くとき

地図を見るのがいいか、道の説明を聞くのがいいか、それとも勘を頼りに向かうと意外と着くとか、一度行ってみないとわからないとか

人によって違いますね。

あと、ここでもしばしば書いている「新人がメモ取らない問題」

聴覚処理が得意な人は、聞くだけで理解できますので、わざわざメモを取らなくても大丈夫です。

メモを取るか否かではなく、教えたことができているかで判断しましょう。

たまにいませんでした？ 授業のノートを取っていないのに成績のいい人。それはこのタイプかもしれません。

視覚が優れている人は派手な服を着ていたり、身振り手振りが大袈裟だったり、ぱぱっと行動したりします。

逆に、体感覚の人はナチュラル素材が好きだったり、自問自答する癖があったりします。

自分がどのタイプかを知っていると、行動のパターンが読めてきて納得感が増します。

納得すると安心できるので、より行動を起こしやすくなる、と私は思います。

相手のタイプを知っていると、相手に伝わりやすい表現をすることができます。

また、相手の行動にも納得感が増すでしょうね。

そんなこんなで「五感」もっと皆様が使いやすいように、あらためて考えて発信していこうと思います。

noteもご覧ください

ーーー

三木 未希のコーチングについてはこちらのページを

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私が関わらせていただいた会社でも、「あの社員はメモも取らない」と憤慨している経営者様はたくさんおられます。メモを取らないことを発端に解雇寸前まで話が進んでしまう社員さんもいます。その時に、私は必ずこうお聞きすることにしています。

「で、その社員さんは仕事はできていますか？」

このコラムをご愛読くださっている皆様なら気づいておられますよね。メモを取ることは目的ではありません。仕事をする、聞いたことを確実にできるようにするためにメモを取るのです。なので「メモを取らない」でお怒りの方はナンセンスです。

もちろん、メモを取らずに仕事もできていない、というのは話になりません。が、メモを取らなくても仕事ができる人っているのですよ。講習などでも一切メモをせずに理解できる人というのは本当にいます。
なので、憤慨している経営者様には「メモしなくても理解できる人っているんですよ」と知っていただくことから始めることも多いです。

春なので、新入社員さんや初めてアルバイトをする学生さんなど、先輩に教わることが多い季節です。できるだけ早く成長したい、できるようになりたいと思っているはず（たぶん）。メモを取らなくてもできる人、一定数おられますが、そういう方も先輩や上司から無用な反感を買わないために、メモ帳を片手に持っておくのは（多少ばかばかしいけど）テクニックかもしれませんね。

私のコーチングでは、（私が）、この方（お客様）が無意識で情報処理しやすい五感はなにかなー？と考えています（だからひとりひとり違うコーチングを行っているのです。実は）。メモしなくてもできる人、つまり聞くだけでできるようになる人、これは聴覚の処理が上手な人です。耳がいいというわけでなく、処理が上手なんですよ（違い、わかります？）

逆から考えると、いくら口で説明しても分からない後輩がいたとします。もしかすると、その人は聴覚での処理が苦手なのかもしれません。その場合は、図や文章にして示したり、実際にやってみせたり、一緒にやったりするということを試してみてください。どれかの方法で、あっという間にできるようになるはずです。またこれは能力の優劣とも関係ありません。

そしてこれは決して特別扱いというものではなく、いわゆる「公平」（平等ではなく）というものです。ひとりひとりは違うから、ちょっとした工夫で誰もが輝けるようになる。 これこそがDEI（ダイバーシティ エクイティ：公平 インクルーシブ）です。

チームへのコーチングについてはこちらもご参照ください。

企業・チームへのコーチング

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• 発売日 ‏ : ‎ 2021/10/8
• 言語 ‏ : ‎ 日本語
• 単行本 ‏ : ‎ 208ページ
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これは脳の仕組みで説明ができることです。一説には、私たちの脳が処理できる情報は全感覚の0.007%に満たないくらい、そのうちで意識できるものは1％くらい、と言われています。大人になってから小学校の修学旅行を思い出すとしましょう。今、思い出せるものは1% くらい、友達に言われて「そういえば！」と思い出せるものはそれよりも多いけれど、修学旅行で見たもの、聞いていた音、感じたこと、体験したことの99.99%は処理できていない、というような感じです。なんとなく実感できますか？

では、脳がキャッチして処理する情報は、どうやって取捨選択されているのでしょうか。これはいくつかの軸があって、まずは「自分にとって都合の良いこと」「とても強い（大きな）感覚」が残りやすい、と思われます。他に、「人それぞれ、情報を受け取りやすい感覚がある」ということ。情報処理に得意不得意があるのです。たとえば、地図をパッとみて進む方向がわかる人、説明を聞いた方が分かりやすい人、一度行かないと分からない人（もしくは、勘で進むと目的地に着くような人）、それぞれの処理の得意不得意が出ています。（お察しの通り、得意な処理が「視覚」「聴覚」「体感覚」です）

先日、販売の仕事をしている友人が話してくれて「これだなあ」と思ったことをご紹介します。急須に茶漉しをセットして販売していたそうです。急須と茶漉しは別売りで、急須の下の方に急須の値段、茶漉しは内側の底に値段を貼っていたそう。とあるお客様が、急須の蓋を開けてまず見える茶漉しの内側の底に貼ってあった値段を「急須＋茶漉し」の値段だと思い込まれた、という話。

茶漉しなので、お客様が見た値段は数百円です。その急須は5000円くらいのもので、到底数百円で買えるようなものではなかったそうですが、「自分にとって都合の良いこと」「強い感覚（お得！とか？）」で思い込まれたのだろうなあと思いました。ついでに、きっとこのお客様は「体感覚」が強い、もしくは「視覚」が不得意なのかもなと想像できます。視覚が強いと「いやそんなはずはない」と他を見る、ということをすると思いますので。

こういう現象を、おもしろいな、そんなもんなんだな、と思っていただくだけでもいいのですが、できれば、自分の人生を思い通りに作っていく、彩っていくためのヒントにしていただきたいと思います。脳は「自分にとって都合のいい」ことを取り入れて処理することが得意ということは、自分の人生を作っていくために必要なことを「都合のいいこと」にしてしまえばいいわけです。しかも、得意な方法を使って。

「え？どうするの？」と思われた方、とりあえず意識的にマインドセットしてみましょう。でも無意識が変わらなければ、ちょっとつらいと思います。その時はコーチにご連絡ください。楽に無意識を変化させるワーク、やってますよ！

余談：上記の茶漉しの話、言葉だけでイメージできた人は聴覚が弱くないです（強いかどうかはわからない）。イメージ図、どうぞ！

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さておき。歯医者さんって嫌だなあと思う方が多いと思います。その「嫌」はどこからくるのか。どう工夫したら多少は「嫌」が軽減できるのか考えてみました。もちろん単純な「痛み」というのもありますが、冷静に考えると歯医者さんで「痛い」という時間ってそんなにありません。

私が今日考えたところでは、歯医者さんの「嫌」は、次になにが起こるかわからないところではないかと思うのです。これは歯医者さん側でも工夫してくださっていて、「風が出ますよ」「お水流します」「鏡を入れます」などの声をかけてくださることも多くなってきましたが、熱中してこられると無言になる方、多いですよね。ここで患者側の工夫として、ここまでの理屈を「知って」おくこと。これで少しは気分も楽になると思います。

次に人には五感がありますよね。これを今回は大きく括って「視覚」「聴覚」「体感覚」の3つで考えてみます。人は外からの情報を受け取って処理していますが、その時「視覚」「聴覚」「体感覚」のどの感覚で処理するのが得意かは人によって違います（私のコーチングを受けている人は、これが得意ですねと言われているはず）。

歯医者さんで目隠しをするのは、もちろん顔と顔が接近するので目線を避けるためもあるでしょうが、「視覚」から入ってくる恐怖を軽減させることもできているはずです。歯医者さんの器具って物々しいですし、血が出たりもしますので、視覚を遮るのは有効です（が、上記の通り「なにが起こるかわからない」への工夫は必要かも）。次に「聴覚」同じ音を聞いたとしても、それを気にしないか、恐怖などの感情と結びつけて受け取ってしまうかは、先程の「得意」によって違います。治療の邪魔にならないなら耳栓などを使うといいのかもしれません。最後に「体感覚」これは実は防ぎようがないので、こんな工夫を提案します。例えばゴムの感覚などは、治療の前に実際に当ててみる。「こんなものをお口の中に入れますよ」という感覚を経験しておいてもらうと、体感覚が得意な方の腹落ち度は違います。五感への工夫、ぜひおためしください。

最後に、自分自身で「これか！」と見えた歯医者さんの不快感。「自由に唾を飲み込めないこと」です。普段、唾を飲み込むことは無意識にやっています。これが上を向いて口を開けて治療されている間は自由にできません。歯科関係者（身内にいるのです）には、バキュームで吸ってるじゃない？と言われますが、大体の方が「そうじゃないんだ！」と思われるのではないかと思います。いかがですか？これはもう結構仕方がないレベルの話ではあるのですが、マインドフルネスや瞑想の習慣を持っていると、相手の呼吸と自分の呼吸をシンクロさせることができるようになります（いわゆる「阿吽の呼吸」）。もしかすると、歯科医師や歯科衛生士の方は習慣づけていただくと患者の満足度が上がるかもしれません。もちろん、患者側のマインドフルネスの習慣も効果的です。

無意識にやっていることを意識で止めることは大変なストレスになります。これは「唾を飲み込む」などの生理現象だけではなく、思考もそうです。私のコーチングでは「意識する」ではなく「無意識を調整する」ことで行動を変えていく、ということを繰り返していきます。今日の歯医者さん（クリーニングでした）でここまで考えがつながりました。目を閉じて、なにもしないというのは瞑想やマインドフルネスの基本パターンです。思考して歯も治るなんて、とてもいい機会になるなと思っています。

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初日早々、コーチ的に興味深い言葉がありましたので、ご紹介します。

大関 貴景勝関のNHKインタビューからです。

先場所（9月）、大関は優勝争いの一角を担っていたのですが

終始、優勝した正代関に一歩及ばず（途中まで正代と並んでいたが正代に負けた。誰かが正代を破れば優勝のチャンスあり）という状況でした。

それを振り返って、これをこのように表現されていました。

追いかける状況は、人の結果次第で決まってしまうところがある
そもそも追いかける状況をつくるのがよくない
自分が追われる状況にしないといけない

つまり、トップに一歩及ばなかったので

優勝争いを自分でコントロールできず、他人の状況に委ねてしまった

自分がトップに立ち、自分でコントロールできる立場にならないといけない、ということです。

もう、いくら自分が勝っても優勝に及ばない、そういう状況は歯がゆいものだったでしょう。

これはコーチングでお伝えしている、

自分ごととして考えましょう、自分の足で歩きましょう、自分を取り戻しましょう、自分軸で、

といったことと同じだなあ、と思いました。

自分で自分の人生をコントロールする、これはコーチングの大きな目的のひとつです。

あわせて、おもしろいなーと思ったのが

9月まで、国技館は定員の約4分の1である2500人の定員でしたが

今場所からは倍の5000人にしているそうです。

その違いを聞かれて大関、

「暖かくなった気がする」と。

わたしが学んだコーチングでは、その人がどの感覚を処理するのが得意か、ということをまず考えるように、と教えられました。

貴景勝関はじめ、上位の力士のみなさんはだいたい「体感覚」が優れているように思います。

これは、相撲の動作は視覚や聴覚よりも、「体感覚」を使うのが向いているだろうと思うからです。

だから、「暖かくなった」と発言されたのは、その通り！なのです。

（3月の無観客開催の時、炎鵬関は振り返って「寒かった」とおっしゃったそうで。これもなるほど）

例えばNHKのアナウンサーさんは「拍手の音が大きく聞こえます」と実況でおっしゃっていることが多いようです。（聴覚）

解説の親方衆は「（升席が）埋まってますね」とおっしゃっている方がいました。（視覚）

観戦されたお客様もそれぞれ感じておられたでしょうね。館内に入った時の圧（体感覚）を感じた方もおられるかもしれません。

そんなこんなで、珍しく貴景勝関の話題でした。

写真は台湾のヤクルト。日本のより大きかったです。

貴景勝関のヤクルト化粧まわし、おしゃれですよ！

五感を研ぎ澄ませましょーう！みたいなことはしないのですが

この方はどの感覚が得意かを、わたし（コーチ）が知ることはとても大切なのです。

得意ってなんだ？と思いますね。

目がいい、耳がいい、ということではなく、

処理が得意な感覚はどれだろう（極端に不得意な感覚はあるかしら）ということを実はみています。

視力が良くても処理が苦手な場合は、よくあります。（苦手だから、使っていないから視力が落ちていないのかも？）

そして、できるだけその方が得意な感覚を使ってコーチングをしています。

たとえば、初めての場所へ行くときに、

聴覚で処理することが得意な方は、「改札を出て右へ進んで2つ目の角を左へ」とか言われたら行けてしまいます。

視覚で処理することが不得意な人は、地図を見てもわからない場合が多かったりします。

あと、体感覚（触覚とか味覚とか嗅覚とか）のみ優れている人は、地図やレクチャーに頼らず（処理できていないから）なんとなくの感覚で目的地へ行ってしまったり。

たとえば音楽も、視覚や体感覚さんは何よりライブ会場が楽しかったりしますが、聴覚さんは家で音源を聴くだけで満足できたり。

よく経営者の方が「あの社員はメモも取らないんですよ」とおっしゃいますが、実は視覚さんはメモを取らなくても完璧に理解できていたりします。仕事ができているならメモを取らなくても良くないですか？

こういうことを知っておくと、職場や家庭、お友達や恋人への伝え方が上手になります。

口で言ってもすぐ忘れる人には、メモを。

逆に、メモをしても忘れるならば、音で合図してもいいかもしれません。

または、一度一緒にやってみる。体験してみるとすぐにできる人もいます。

これ、うまく使えると便利ですよ。ご自分に対しても、もちろん効果があります。

じゃあ、わたしはどの感覚が得意なんだろう、と思った方は、

ぜひおためしコーチングをどうぞ！

わたしもここ半年ほどはそうなので、一緒だねーとかやり取りをしまして

それって脳にもいいんだよーと言いました。

そのあたりの説明を簡単に書いておこうと思います。

先日、無意識の話を書きました。

無意識のこと

わたしが意識していないことも、無意識は常にキャッチしているんです。

それでも全ての情報が野球場の面積くらいあるとしたら、

無意識がキャッチできているのは、クッションくらいの面積、

さらに、意識できるのはメモ用紙くらいの大きさ、と習いました。

そして、何をキャッチするかは人によって違う。

それぞれに得意な感覚があるんですよ。

耳でキャッチするのが得意な人、目が得意な人、五感といわれるものすべてです。

でね、おもしろいのが

ちょっと不得意な感覚についてはやっぱり鈍くて

よく「子どもの頃はテレビがついているリビングで勉強しても平気だったけれど、今は無音がいい」という方がおられますが

これは、耳でキャッチすることが上手くなっておられるんだと思います。（わたしもそうです）

ということは、漫然とキャッチさせている（この場合はテレビとか音楽）ものがあるとしたら

その分、別の感覚に振り分けてあげたほうが効果的でしょうし

脳も楽だと思うんです。

音に集中したい時、目を閉じたりしますよね。

食べ比べをするときも、目を閉じたり、ちょっと静かにして！って言いませんか？

こうやって、意識的にもある感覚をシャットしようとします。

無意識は、無意識なので。

先まわりして、いい環境を整えてあげましょう。

自分の内面と対話する（できる）人が多いそうです。

情報をキャッチするには、五感（視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚）を使いますが

これと並んで、「内省」で情報を処理することが得意な人もいます。

日本人には、とても多いタイプ。

また、日本人で「内省」ができない人はほぼいないので

放っておいても「内省」してしまう、という特徴があります。

ということはつまり、放っておくと、なーかなか動かないんですよ。

じっくり考える、時期が来るまで待ってみる、検討する、

そんな言葉が心地よくないですか？

逆に

とりあえずやってみる、行動する、試してみる、

こんな言葉を聞くと、どきどきしちゃいません？

そういうものなので落ち込むことはないです。

でもそのままでは、物事は動かないですよね。

打席に立たないと、ヒットもホームランも打てません。

空振りが気づきになることもあります。これも打席に立たないと。

このままではいやだ、と思った方がコーチングを受けに来られますが

そういう方は、すでに「とりあえずやってみる」の回路に入っておられます。

回路に入るためにコーチングができること、たくさんあります。

日本人の「内省」は、遺伝子レベルかと思ってしまうくらいしっかりとしているので

徐々に、楽しく「やってみる」人に変わっていくことができますよ。