「常にオン」「過がんばり」「意地を張っている」などの状態、原因を突き詰めていくと単純な話で、大抵が「自分よりも他人を気にしている」「ゴールがわからない」「コミュニケーションができていない」のどれか、もしくは全てであることが多いです。原因が分かったとして、それを職場内で解決できるでしょうか。仕組みを変えても本人が変わらなければ、同じことを繰り返します。

年齢を重ねると体力的に「常にオン」は難しくなるのも確かですが、この3つの原因は年齢も性別も、そして背景もバラバラです。ということは「常にオン」は年齢を重ねるほど負担が増すかも？というのは想像ですが、少なくとも、多少は嫌がられながらも、この原因に根気強くアクセスして「気づいてもらう」ようにアプローチしていくコーチの仕事、私は好きです。これ、コーチじゃない他人がやるのは大変なので、どうぞマルっとご依頼ください。会社でのコーチング、やりませんか？

もしよかったら、次の日の記事もどうぞ。

キャリアポルノ依存に要注意「軸は自分/他人事と思う/いいところだけ注目」をおすすめする理由

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　今回のお悩み相談は四谷さん、優柔不断を直したい、という相談です。もう少し詳しく状況を聞くと、近々結婚をするのに新居や結婚式のことなど何も決められなくて相手に迷惑をかけているのではないか、今より少しでも早く決断できるようになりたいといいます。相談所のおかげでスバっと決断できるようになってのですが、彼女に振られてしまいました。理由はわかりません、とのこと。「優柔不断は、自分に関わる人の気持ちを大切にしているということだから」という下田くんから上原先輩への言葉で何かに気づいた四谷さん。彼女に電話をかけ、これからは前のように時間をかけて、考えてゆっくり答えを出すようにしたい、と伝えました。

　優柔不断という言葉で表される状態は「決められない」のか「時間がかかる」なのか。さらにその理由がわかれば、原因に対応すること（「調律」）で状況は変わるでしょう。コーチングなら、ここははっきり見極めたいところです。今回の四谷さんはケーキ屋さんでは一瞬で「モンブラン美味しそう」と思うそうですが、モンブランを選ぶメリットデメリットや周りの反応などが気になって考え込んでしまう、という優柔不断という設定でした。

　結婚予定の彼女との関わりで想像すると、彼女さんは、もしかすると、ズバズバ自分で決めていく四谷さんに対して「自分のことを考えてくれていない」「冷たくなった」という感覚を持ったのかもしれません。もしかすると、今までは自分に相談してくれていた（これが彼の「相手に迷惑」の要因かもしれません）のに、相談せずに決めるようになった、勝手な人だ、と思ったのかもしれませんね。四谷さんは「これからは前のように時間をかけて答えを出す」と言いいましたが、本質は単純な結論までの時間ではありません（相手によっては単純に時間の場合もあります）。彼女を大切にする気持ちと行動（結果）です。おそらくきっと、ズバッと決断した答えの中には、彼女が不満になるような選択もあったのでしょう。そこをかえりみなかったところが振られた原因ではないかな、と思います。（逆に考えると、結婚するとまで決めたのだから、四谷さんはお相手の気持ちを考える人であるのでしょう。さらに長考することが必要な人なのかもしれません）

　これに対応するには、彼女を大切に思う気持ちをベースにした相手が安心するコミュニケーション、対応の方法が必要になります。そんなの面倒くさい、と思うならばちょっと結婚は難しいかもしれませんね。いくら大切に思っていても、それが行動に出なければ伝わりません。コミュニケーションは今の自分の範囲よりも少し手を伸ばすこと。ちょっと身体を伸ばすことで触れ合うことができるのです。もともとピッタリ身体が重なることなんて、滅多にありません。四谷さんカップルは、そのやりとりが楽しいといいなと思いました。

　なので今回は、下田くんのいう「優柔不断は相手の気持ちを大切にしているということ」は全面的に賛成ではありません。相手を大切に決断スピードを上げることは可能です。逆に、優柔不断な人はみんな相手を大切にしているか、と聞かれると違うでしょ？

　今日はちょっと読みにくかったかもしれません。人間関係のコーチングではプロファイリングも織り交ぜますので、ドラマだけではちょっと情報不足。こんな可能性もあるかも？ということを全て書いていくとややこしくなるので、これでも端折って書いてみたつもりです。あらゆる側面からコーチと一緒に人間関係を探っていくのもコーチングの一種なんですよ。

ちょっと身体を伸ばすコミュニケーション、関連してこんな話も書きましたね

若い老害

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確かにそうかもしれません。

なんやかんやあっても、人間関係がよければ最終的になんとかできる。そんな経験ありませんか？

人は、自分ひとりでできることはたかが知れていて、

よい人生（働きとも言える？）を送るためには仲間がいた方がいい。

これは、「よい人生」を生きているな、と実感している人ほど、そう口にされるものです。

さらに、人生は有限なわけです。時間も体も心も、まあきっと限りはある。

そんな中で、嫌なこととか、嫌いな人とか、できないこと、できなかったことに関わっている時間・労力は

本当にもったいないなと思うのです。

だって、好きなことや好きな人に関わっていたら、それで忙しいじゃないですか。

何かに熱中していた（過去形でいう人は、学生時代とか？）時期は、楽しかったですよね。

熱中できることは、好きなことでしょ？ 少なくとも、やろうとしたこと、できたことですよね？（違うかな）

そして、その熱中していたことは、今に生きていると思いません？

全ての瞬間、熱中していたいものです。

今の自分にフォーカスを当てる、コーチングで大切にしている部分です。

ぜひ、体験してみてください。

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わからないから、に対処する

「わからない」さんが、起こっている問題を解決しよう、とまでは思わなくても

解決した方がいいかな？というモチベーションになるために必要なもの、何かわかりますか？

知識？ 状況把握？ 危機感？ 

はい、どれもあるに越したことはありませんが、もっと根本的なお話をしましょう。

モチベーションに必要なもの、それは、コミュニケーションと人間関係です。

これは家族経営の会社でも、町内会でも、大きな会社でも、一見ひとりで活動しているようなアーティストでも

みーんな、一緒です。

コミュニケーションをとることができれば人間関係がよくなり、それがモチベーションにつながる

または

人間関係がよければコミュニケーションをとるので、それが更なるモチベーションアップになる

ばかみたいに単純な話ですけれど、これに尽きるんですよね。

さまざまな人間関係の問題は当然のこととして

個人のパフォーマンスも

すべて、コミュニケーションと人間関係が関わっています。ほんとに不思議だなあと思います。

逆にいうと、コミュニケーションをとらず人間関係が構築できていないと、

嫌悪感、警戒心、疑心暗鬼、不信感、そんなものがむくむくと現れます。

（書いているだけで、ちょっと嫌な気分です）

これらの話、なんとなく実感できるなあと思われた方も多いのではないでしょうか。

ということは、コミュニケーションをとっていたら、大体のことはうまくいく？

はい、わたしはそう思います。

では、どうやってコミュニケーションを取ればいいの？

という部分は、たくさんのコミュニケーション術の本などがありますので

お好きなものを実践なさればいいと思いますが

コーチング的、脳みそが受け取りやすいコミュニケーションについて、明日書いてみましょうね。

相手を自分と同じくらい、かけがえのない人だと思う

バックに写っているのは富士ゼロックスですが、右側お隣が日産グローバル本社、ですね。

（昼間に予約投稿していたので全く予期せぬことで）

昨日のニュースは、カルロスゴーン氏と長与千種さんでしょうか。なんとも両極端な。わたしは長与さんを尊敬し直しました（団体を立ち上げられた、その運営方針でまず尊敬していました）。

さて。カルロスゴーン氏のニュースで、彼の足跡が紹介されています。

コストカッター、V字回復達成、というやつです。

これ、どのように感じられますか？

「そうだそうだ、いいことだ」

「もう、古いのでは？」

「親戚に影響があったのよ」

いろんな方が、いらっしゃると思います。

わたしは、ゴーンさんはコストカッターの反面、

「車の文化」をどう育てるか、を同時に実践されておられたのではないかな、と思っておりまして

それができたのは、どん底前にゴーンさんがやってきた日産の幸運だったと思っています。

21世紀になってすぐ社会に出て、起業支援・中小企業支援の場面にいた者（わたし）が感じる

経営者の皆様の「人に対する考え方」は、なんとなく、こんな印象。

2000年代
→ 超コストカットの時代。大企業が人員削減しまくり。
開発系の中小企業は、実はそんなに波風がなかったかも（今思えば）。
この後を思えば、「今までのままで良かった」時代だったのかしら。

2010年前後
→ リーマンショックの影響もあり、中小も製造に近い会社は荒波。
大企業の人員カットを見て、また、自身も体験したせいで慣れてきたのか、止むに止まれぬか
「ダメなら社員を入れ替えればいい」という経営者が増える。

2017年くらいから今
→ 大企業スピンアウトの50歳代前後の中小・ベンチャー経営者を中心に
「社員を大事に育てる」気風が復活。
ご自身の「あの時は良かった」もあるでしょうし、リアルに中小ベンチャーは採用が難しい。
しかし、自社が採用できる人材は、創業社長にとっては少し物足りない。
自社の成長に寄与する器ではない。言ったことすらできない。そのギャップに経営者悩む。
30歳代・40歳代の経営者さんにも多いかもしれませんね。
もしくは年代問わず、「ダメなら社員を入れ替えればいい」派もいまだ多い。

どうでしょう。あくまでも超私見です。
主に技術系の会社とのお仕事が多かったので偏っていることはご容赦ください。

ただ、あまり外れてはいないと思っておりまして。

だからわたし、コーチになったんです。

人が成長すれば、会社は変わります。

コーチは、そのお手伝いができます。

わたしは、パワフルにお手伝いができます。

わたしは、V字回復（コストカットの末にある成長）は「幸せ」にはつながっていない、と

今は真剣に思っています。多少青めですけれど。

今の日本企業、特に中小企業には、削るコストなんてほとんどないはずです。

従業員を削ったら、その仕事が宙に浮く、という会社がほとんどだと思います。

ならば、

社員ひとりひとりの器を大きくして

社員全員を、社長の右腕以上に育てましょうよ。

コミュニケーションをとる、という努力をせずとも通じ合っている会社

ひとりひとりが「会社の成長、自分の成長」にポジティブな会社

金曜日の夕方に「ああ、今週もよくがんばった！」と自分にも部下にも言えて

ゆっくり休んだ後、

月曜日の通勤時には「ああ、早く仕事したいなあ！」と全員が思う会社

全員が自分で考えて、どんどん仕事を回していきます

新しいアイデアが、いろいろな社員から湧き出て

それをサポートし、実現する社員がいて

今まで考えたこともなかった新しい事業が立ち上がっていきます

「とりあえず、やってみなさい」と言えるだけの余裕が、あります

V字回復ではないでしょう。きっと、U字です。でもそこに投資して

こんな会社を、作りたくないですか？

ああちょっと熱くなってしまいました。

そういう会社づくり、ぜひお手伝いさせてください。早めにやりましょう。

企業コーチもやっています。　ぜひお声かけください。

今日の写真

古巣の写真！

着任した2008年から、たくさんの荒波がありました。