「経験が邪魔をする」を解決する
今週はアーカイブを編集し直してお届けします。
今日の元記事はこちら。
藤井聡太六冠で注目される流動性知能と結晶性知能。行動のために「経験が邪魔をする」を解決する
将棋の藤井聡太氏が最年少で六冠達成、ということがニュースを騒がせました(約1年前の話です。アーカイブなので)。
それと同時に、中学生の時に語っておられたという「流動性知能」、それと対をなす「結晶性知能」が少し注目されています。
簡単に説明すると、流動性知能は暗記力や決断力、直感力など25歳とか30歳がピーク、
結晶性知能は経験や学習によるもので洞察力や理解力、観察力や創造力など主に言語力に依存するもので
高齢になっても安定している、とされています。
水戸黄門で言うと、
うっかり八兵衛が流動性知能、黄門さまが結晶星知能、でしょうか(あんまり知らないんだけど)
これ、そのまま「無意識」と「意識」に置き換えても説明ができそうです。
たしかに、若者ならでは(と思い込んでいる)がむしゃらさや向こう見ずな部分、
思い切りの良さや根拠のない自信(または根拠のない劣等感)は無意識です。理屈はありませんから。
逆に、歳を取ったら丸くなった、とか、穏やかになった、と言われるのは
流動性知能に依存する瞬発力や行動力が弱まった上に、結晶星知能である理解、観察が進み最適な行動ができるようになっている
みたいな理解なんですけどどうでしょう。
なんだかよくわからないけど、で行動できてしまうのは「無意識を上手に使っている」から。
逆に、行動に意味や理屈をつけると動きやすいのは「意識的に行動しているから」。
歳をとって頑固になったとか、億劫になったとか、老け込んだ(行動が)と言われる状態は
行動しようとした時に「経験が邪魔をする」「プライドが邪魔をする」のは、意識が無意識を止めている状態です。
うっかり八兵衛を黄門さまが止めている(合ってる?)
あ
戦略を練る、とは別の話です。ここでは石橋を叩くだけ叩いて渡らない状態を指します。
ということは、私のコーチングでやっている「無意識を望ましい状態に調整する」ということで、
歳を重ねても流動性知能の状態をキープできるかも?と思ったので、さらにもにゃもにゃと書いてみます。
いきなり話は変わりますが、自分自身が変化すること、そんなに大袈裟ではなくても、何かできるようになるには
必ず以下の過程をたどります。
できない → やり方を知る → 意識するとできる → 無意識でできる
自転車で考えてみてください。人は生まれながらに自転車には乗れません。
乗り方を教えてもらっても最初は乗れませんが、
右足を踏み込んですかさず左!なんて考えながら乗れるようになって、
いつの間にか何も考えずに乗れるようになる。大体そんな感じだと思います。
無意識でできるようになって初めて「自転車乗れるようになった」と思えるものですよね。
意識して乗っているうちは、自分が乗れているのかどうかわからないものです。
「いいの? 大丈夫? 私、乗れてる?!」練習中は、こんなことを叫んでいるイメージですよね。
これは自転車以外の全て、私たちの人生全てにおいて同じが起こっているのです。
最初の「知る」ことをやめたら自分自身の変化は止まります。
ということは、結晶性知能の元である「経験」や「学習」を伸ばす(保つ)ためには
流動性知能の範疇である「学び取る力」が必要になる、けれどそれは年齢によって低下する。
この部分をどうにかしないといけません。
どうにかする方法のひとつにコーチングがあるような気がします。
つワンクッション置かずに行動できるようになるためのコーチング、つまり、
行動を止めている理由にアプローチして調整するコーチングで、
流動性知能を保ち、結晶性知能を磨くことができるのでは。
行動のために「経験が邪魔をする」があってはもったいないですよね。一緒に解決しましょう。
(公財)健康・体力づくり健康事業財団「知能の年齢による変化」も参照してください。
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