欠点をイジることでは解決しない、ファン拡大の戦略(考)
今日はちょっとしたケーススタディを。
「若い男性には人気があるんだけど、女性には人気がない」という人の女性人気を上げるには。
タレントさんでも上司でも政治家でもアーティストでも構いません。
作風を変えるということなしに、受け入れ層を増やす必要がある場合、コーチング的な戦略を考えてみます。
現状では、「若い男性には人気があるんだけど、女性には人気がないんですよねえ」ということを
自分も周りも、つかみのネタにしたりイジったりしています。
わたしは、これは百害あって一利なしだと思っています。(芸人さんなど技をお持ちの場合を除く)
コーチとしては、まず、このネタ(イジり)を真っ先にやめてもらいたいです。
脳の原則として、人は思った通りに動くのです。
ご本人の無意識に「自分は女性に人気がない」がインプットされてしまうと、思考や行動に移りづらくなるということはもちろん、
コーチは、それを聞いている女性への刷り込みをどうしても避けたいのです。
その人のことを別に何も思っていない人が「女性に人気ない」発言を聞いた時の脳の動きは
女性には人気のない人、つまりそれは、自分が注目すべき人ではないのだな
まずそのように、脳は判断します。
そんな種を自分も仲間もが振り撒くメリットはありません。
もしかすると、「そんなことないのでは?」と興味を持ってくれる人もあるかもしれませんが
そんな人は、きっと「人気がない」ということを聞かなくても興味を持つはずです。
無関心層を増やすだけの「人気がない」アピールはやめた方がいいです。
また、いなくはない女性の支持者(ファン)のことを考えると
いいことはないように思います。
いや、わたしは好きですけど? ともやもやした感情を持ちませんか?
どうせなら、「どんなところを好きでいてくれていますか?」というリサーチに協力してもらった方がいい。
そして、どんな層の女性に受け入れられているか
その層の女性がわかりやすく「わーきゃー」しない属性なら
「女性に人気がない」も当てにならないかもしれませんね。
その場合は、SNS などでの協力をお願いしてみるのも手かもしれません。
ともすればデリケートなジェンダーの話題にも関わってきます。
あまり公に男性だ女性だというメリットは、今の風潮ではなさそうです。
それよりも、本質の部分を磨く方がいい。性差なしに、今は本質を見てもらえる時代だ(と信じたい)と思います。
そして、「どんなところを好きでいてくれていますか?」を元にした戦略を立てていく方がいいでしょう。
歯切れ悪いかも?今日はここまで。
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