コンサルテーションを受けるコツは「興味」「楽しむ」「やってみる」から始まる。美容もビジネスも転職も

コーチは客観的にみる、フラットな視線を持つプロです。それを武器に、お客様の思い込みを解除して前に進むことができるようにするのが仕事です。
では自分自身のことについてはどうでしょう。ぶっちゃけた話、一般の方に比べると主観と客観の使い方は上手なので、だから「つよつよメンタル」でいられるし、物事をうまく進めることもできます。それでもやっぱり、プロの分析とアドバイスは必要です。

最近立て続けにスタイリング（お洋服など）とメイクのコンサルティングを受けました。
自分でもわかっていたこと、自分では気づいていなかったこと、そして解決テクニックを得て、いい感じに変わっていきそうです。コーチなので問題点を整理することは上手なので、実はコーチはコンサルティングを受けるのも上手なのです。そこで、上手なコンサルティングの受け方ポイントを整理してみましょう。

まずもって

・変わりたいと思っているかどうか
これ、当たり前だと思うでしょ？意外とそうでもないのです。「とアドバイスを受けたけれど私はやらない」だと自分の満足度が下がるので損です。また、モニターなどで参加した人（ぶっちゃけ無料の人）に多い「お手並み拝見」みたいな態度は何の変化ももたらしませんよ

・上記に加えて、興味や楽しさ
その場を楽しもうとする姿勢（＋コミュニケーション）や、コンサルティングしてもらう分野に興味を持っていないと成果も出ません。

・ある程度、任せてしまう心構え
自分にはないテクニック、発想を期待してプロにコンサルティングを依頼するのですから、ある程度の「他人事感」は有効かもしれません。とりあえず、受け入れてみるという姿勢。
さらに、客観的に自分を見る感覚（分かります？）にわくわくできると、プロとのやりとりも一段階上がると思います。
「たとえば、こういうものは似合いますか？」とか。It’s コミュニケーションです！

ここまでは心構え編。続いて準備編。

・自分なりの課題をまとめておく
現状の問題を整理できていると、プロが解決策を出しやすくなります。
たとえば、とても美人なモデルさんがコンサルを受けにきたとしましょう。客観的にそのままで充分おきれいです。でも課題があるからコンサルを受けている。それを「探してください（ある意味、お手並み拝見状態）」という姿勢で臨むよりも、美人モデルさんが自分で持っている課題を言語化してお伝えする方が話が早いです。

・どうなりたいかを決めておく
メイクなら、華やかにしたいのかナチュラルにしたいのか、それともどういったものが似合うのかを知りたいのか、それを明確にした方がゴールには近づきやすくなります。
その際、よくあるのが「こうなりたい」ではなく「これは嫌」を羅列するパターン。「これは嫌」でスタートすると発想に限りが出てきます。プロの能力を最大限に活用できません。「どうなりたい」をスタートにした提案を聞いてみることをお勧めします。

美容院などにも応用できそうですね。さらにビジネスコンサル、転職コンサルなどにも当てはまります。プロとのキャッチボールは、何においても「興味」「楽しむ」「やってみる」が大切かも。