ハゲはダサい、と思っている子どもが成長して自分がハゲた時には自分をダサいと思ってしまう事から
例え話として聞いておくんな。
あなたはパン屋さんでアルバイトしています。
あなたの他のアルバイトさんは経験者でフリーター、あなたは学生で土日だけ働きます。あとはオーナーさんがいます。
ある日、天候が良くなくてお客さんが少なく、パンが余ってしまいました。
余ったパンを翌日に売ることはできないし、捨てるとお金がかかります。自分のパンを捨てるなんて悲しい。
だからオーナーは、アルバイトさんに全部持って帰ってもらいたいと思い、そう声をかけました。
あなたは学生でお金がない上に、ここのパンはとてもおいしいことを知っています。
パンは冷凍できるので、できればたくさんもらいたい。
でも、自分はまだ経験が浅い上にたくさんシフトに入っていないのに
たくさん持って帰ったら厚かましいと思われるので
ひとつだけ、もらって帰りました。
こんな状況「あったなー」と思う人もいるかもしれませんね。
この話を読んで、どんなことを考えましたか?
私はコーチなので、「たくさんほしい」と思ったならたくさんもらって帰ることができる人に、なってほしいと思います。
その観点から、チェンジできることがありそうです。
厚かましいと思われるので、1個だけもらった という状況は、
もしかしたら「奥ゆかしい」とか「控えめ」とか日本古来の褒め言葉で評価されるかもしれません。
その価値観が今のあなたに必要かどうかを考えてみるとともに、
これは、脳の奥では「相手に同じことを要求されたら厚かましいと思う」というプログラムが走っていることを知ってください。
そういうプログラム、持っていた方がいいでしょうか。
もし、消去したいと思ったら、それはコーチングで対応できます。さらに
代わりにどんなプログラムをインストールしたらいいか、ということも考えてみてください。それもできます。
ということを説明すると、「1人でパンを独り占めするような人にはなりたくない」ということを言う方がいます。
もちろん、コーチとしても個人としても共感します。その通りですよね。
ここで確認したいのが
「相手がパンを全部持って帰りたいと言っても厚かましいとは思わない」と
「自分はパンを独り占めしたい」は同じですか?ということです。違いますよね?
あなたは、自分がほしい分のパンを「ください」と言える、そういう自分にチェンジしていけばいい、それだけの話。
自分事と他人事、脳は表裏一体で処理しています。
ハゲはダサい、と思っている子どもが、自分がハゲた時には自分をダサいと思ってしまう
それによって、自分の変化や行動を制限してしまう
そんなプログラム、必要ですか? という話でした(こっちの方が簡潔だ!)
いわゆる「悪口は自分に返ってくる」の例です。
だから悪口って言わない方が幸せなんですね。
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