脳に効くキャッチフレーズの作り方(スポーツチーム)
脳が思った通りになるよね、という話は何度も何度も書いておりますが
脳がぴんときていない(実感できない)夢は、なんの原動力にもならないという話を書きます。
これはいわば、自分の夢を自分が信じられない状態です。
口では言っていても、無意識に「できっこない」と思っていたら
また、「叶える方法が分からない」という状態であれば
夢を叶えるための手段を取ることができず、そして夢は叶いません。
夢は棚ぼた方式で手に入るものではないですから。
(棚ぼたで手に入るものは、夢ではありません)
例に挙げて申し訳ないのですけれど、私の母校は昔、とあるスポーツが強かったんです。
今もそのおかげで名門校とされていますが、まあ成績はギリギリ、今年は散々?みたいな感じ。
でもね、多分PRスタッフがいるのでしょう、とてもカッコいい感じで年度のキャッチフレーズを公開したりしています。
スポーツチームにおけるキャッチフレーズとは、目標(夢)を示すものである場合が多いです。
(アイドルの自己紹介キャッチフレーズとはちょっと違う)
そのキャッチフレーズで気になること。
明らかに全国制覇からは程遠い実力であるにも関わらず「今年も全国制覇を目指し」と言わざるを得ない状況(これはそれ以外の目標を許さないOBが悪い)。
コーチングでは、夢(ゴール設定)は、ちょっと頑張ればできるかな、というものにするのが定石です。
そうしないと、脳が拒否反応を起こすから。
(今の私に「エベレストに登れ」と言っても「ムリ!」で片付けます。でも、脚力トレーニングの初歩をやろうと言われたら、できんこともないかな?と思いますので、私のエベレスト登山に関する今のゴールとしては、これがベターです)
ちょっと頑張る→ちょっと頑張る→ちょっと頑張る→→→→→→→夢
と、このように積み重ねていくもの、
その過程を確実に、気分良く歩めるようにサポートするのが私のようなメンタルコーチです。
話を戻して母校の某クラブの現実的な夢(ゴール設定)は、、リーグ1位くらいではないかなと思います。
(今年は全国大会出場も危ないのでは、という成績なので)
さらにキャッチフレーズで気になること。
曖昧すぎる言葉。「躍動」とか「絆」とかです。
これ、本気で選手が思っていたら、なんの道標にもなりません。
(PR的には正解。ぼんやりした言葉の方が周りを「なんとなくその気にさせる」から)
今年の阪神タイガースのキャッチフレーズは「A.R.E.」
アレは優勝であり、A.R.E.ひとつずつに意味があるそうです(目標Aim 敬意Respect 力をつけるEmpower)。
何より、ちょっと頑張ればできそうな目標です。
このように、キャッチフレーズを分解して「手段」にすることは、夢を叶えるためには必要です。
その最たるものが、大谷翔平選手で有名になった「マンダラート」
作り方は、明日に続きます。
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