「基本になる横綱」
今日はオリンピックの競技が始まった日ですが
大相撲では、照ノ富士関の横綱昇進が決まった日でもあります。
お相撲に興味のない方でも、紋付袴姿の人たちが向かい合ってなんか言うシーン(昇進の伝達式といいます)を
ご覧になったことがあるかと思います。あれ、今日おこなわれました。
その後に行われた会見で、横綱はこう言いました。
(日刊スポーツ「新横綱照ノ富士が会見「みんなの見本、基本になる横綱でいたい」/一問一答」より)
-横綱とは
照 今まで通りには絶対ダメですから。みんなの見本、基本になる横綱でいたいと思っています。
この「基本」という言葉の重みを感じたいと思います。
照ノ富士関は、よく「当たり前でしょ」と言います。
稽古するのは当たり前でしょ?
強くなりたいなら頑張るのは当たり前でしょ?
相撲をやるなら横綱を目指すのは当たり前でしょ?
(たぶんこれ、師匠の口癖が入ってると思う!)
インタビューでの「基本」は、この「当たり前」と同義で使っておられるのではないかなあと思います。
照ノ富士関にとっては「当たり前」「普通」のことだったとしても
ものすごいことをなさっているというのは周知のことで。(例を挙げるとキリがない)
このものすごいことを「当たり前」にできたのは
ご本人はもちろんのこと
親方やおかみさん、部屋の先輩、ご家族、関係者の方が作っていかれたのだと思います。
本当に、これはすごいことで、また稀なことでもあるでしょう。
ただ、「大変なこと」を「普通のこと」と思えるようにすることは
コーチングを使ってお手伝いできそうです。稀じゃなくすることができる。
そうなったら、どれだけいいでしょう。ならば、そうしましょう。(と、コーチは痛い人なので真顔で言います)
照ノ富士関、おめでとうございます。