辛抱は日本人だけの価値観なのか。無目的に耐え忍ぶ=辛抱 ではないですよね
大相撲名古屋場所の番付も発表され、場所までもう少し。
私はおすもう大好きなのですが、問題が全くないとは思っていません。
大相撲が成り立つためには要素がいくつかあって、
基本の心技体を磨くための「理屈に沿った」育成方法を考えていくことは必須だと思います。
アジアンドキュメンタリーズ のラインナップに「辛抱」という作品があります。
フランス人の監督が「辛抱すればいつか花ひらく」という日本人の多くが持つ価値観に興味を持ち
恐らく顕著に現れる(そして映像映えする)相撲界を撮ったドキュメント、というところでしょう。
私は逆にフランスの価値観はわかりませんが
辛抱が必要な時はあります。身につくまでは基礎練習が必要とか。
小学校の学習などもそうかもしれません。九九などはとりあえず(辛抱して)覚えた方が効率的だったりする。
ただ、
理屈に沿わない、理由のない、効果のない「辛抱」には反対です。
なんのため?を念頭に置いた指導、相撲界に限らず心がけたいものです。
コロナ流行の初めの頃でしょうか。
辛抱と我慢の違いについての発信が多くあったように思います。
未来のために耐え忍ぶ / 目的がある=辛抱、嫌なことをただ耐え忍ぶ / 無目的=我慢
そんなことが言われていたと思います。
この理由からすると、「辛抱」には目的やゴールがありそうです。
コーチとしては、耐え忍ぶ以外に、あなたにできることはありますか?と聞きたいところですが
フランス人監督の価値観で切り取られた「耐え忍ぶ」は一体どのように描かれているのでしょうか。
ちょっと興味あり、の作品紹介でした。
(7月以降に購入することを薦めていますので、そうしようと思います)
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