ごちゃごちゃを解く
私の趣味は「体験」なので、あ、と思ったら大体なんでもやってみるのですが
傾向としては手を動かすことが好きなので、工芸系のワークショップによく参加します。
さぼりさぼりではありますが、3年くらい?ぼちぼち続けているのが染めと織り。
植物の染料で絹糸を染めて、それを機で織ります。
(中島みゆきの「経の糸はあなた、横の糸はわたし」は機織りのことです)
絹糸って、ご存知の通り蚕が吐き出した糸が繭になって、
そこから糸を引き出して、それを紡いで作るのですが
蚕の繭は、糸口を見つけると、すーっと1本の糸として引き出せるそうです。
また、製糸された絹糸も、もちろん1本の糸をまとめたもの。
絹糸をご覧になったことがない方は、ミシン糸や毛糸を思い出してみてください。ごしゃごしゃになっても、それは絶対に1本の糸ですよね。
ごちゃっとなっても、どんな糸も、糸口から始まっているのです。
糸口を見つけられたら、こんがらがった糸も解くことができます。
そのためのガイドもついていて、それさえ失わなければ大丈夫なんです。
ただし、それを知らなければ、
無理やり引っ張って「ぶちっ」と切ってしまったり(そうしたら1本には戻らない)
もう無理だ、と捨ててしまったり、放ったらかしにしたり、きーっとなってもっとごしゃごしゃにしちゃったり。
これではいつまでたっても、こんがらがった糸のままです。何にも使えません。
これって、糸だけに限らんなーと最近思います。
たとえば日常の(仕事の、人間関係の、お金の、健康の、など)トラブルも
「必ず解決する」と思えば、解決しようとするでしょう?
「どうせ解決しない」と思ったら、なにもしたくなくなりますよね。
ちょっと無理かも?と思ったとしても、「解決する」と思うこと。
事態はそこから動かせばいいんです。
そして、ちょっと無理があったとしても
事態を1本の線にしてみる。極力枝分かれしないように、単純化して考える。
さらに大事なこと。
とりあえずのゴールを設定すること。なんのためにやっているのかをブラさないこと。
この辺は、明日書きましょう。
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きれいに巻かれた糸たち。アトリエシムラにて。
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