1on1は意味がない?
今日は、昨日の続きです。
心理的安全性
こんなことを書きました。
会社や組織などでは、さらにコミュニケーションを円滑にするための取り組みを加える方がいいでしょう。
最近流行りの1on1なども、組織での心理的安全性を高めるため方策です。
ただ、目的がぶれていると「意味がない」と感じるかもしれません。
そのあたりを明日書いてみます。
心理的安全性を高めるために1on1を試してみている組織は多いですが
「意味がない」と感じている社員が多い、ともお聞きします。
業務に直接関係のない話を業務時間中にする、ということに抵抗のある人がいることもわかります。
人事担当の方は「それを業務時間中にやるべきなのか?」という質問を
各所からよく受けておられるのではないでしょうか。
それをやらないと、組織を保てなくなってきている、リモートワークが進む昨今はそういう状況なのかもしれません。
人は不安になることが恐怖であり
不安な状態では攻撃的になる、また、問題を避けてしまう、という傾向が出てくると昨日書きました。
会社に落とし込むと、社員のコミュニケーションの不良や、問題解決の意欲がなくなる回避傾向が生まれる懸念があります。
それは困る、と考える会社が大多数だと思いますので
社員の心理的安全性を高める施策が必要となってくるのです。
こういうことを理解できるように伝えていく努力とともに
1on1の目的がぶれないようにしていく工夫が必要です。
よくある「ぶれ」は
心理的安全性を高める、と、業務の質(とか効率とか)向上がごっちゃになってしまうこと。
これらは、結局は同じところ(会社の幸せ、社員の幸せ)に行き着きますが
途中過程は少し違う道のりになるでしょう。
心理的安全性を高めることを目的にした場合、往々にして「意味がない」と思われがちです。
両立させようとする場合も、あまりうまくいきません。
心理的安全性も業務の質向上も大切なことです。なので、それぞれ違う機会を作って対応してください。
心理的安全性を高めるための1on1は、まず「最近どうですか?」から始めることがおすすめです。
その時に、仕事の話が出てくるか、それともプライベートの話題が出てくるか
その時(その人)次第で変わってきます。
話を聞き、凝り固まった視点を変えたり、新たな可能性に気づいたり、自分はできると思えるように
(主に)上司は質問していく必要があります。
その時に必要なのは、自分(上司)自身の考えは一旦横において話を聞くこと、同意はしなくていいので共感することです。
これは、実はパーソナルコーチングと同じです。
‥‥むずかしくないですか? 説教したくなりませんか? 指導したくなりませんか?
心理的安全性を高めるための1on1で、それはご法度です。
また、業務の話は別にやってくださいって徹底できそうですか?
では、上司のトレーニングが必要ですね!
‥‥やりたいですか? 本業に集中してもらったほうがいいと思いませんか?
そうだな、という場合は、ぜひ専門家を頼ってください。
今はそれ専門の会社もありますし、コーチはその役割にぴったりだと思います。
また、先日ご提案した「新しい1on1(コーチと上司と部下)」もぜひご検討いただきたいところです。
あたらしい1on1の形
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・bizSPA!フレッシュ「なりたい自分になるには…頑張らなくても行動ができる3つの方法」(2021.10.19)
Yahoo!ニュース 楽天infoseek ニュース に転載されました(記事にリンクしています)
その他メディアは確認中です。
・bizSPA!フレッシュ「メンタルが弱いと嘆く前に…「言葉遣い」から人生を変える方法」(2021.10.16)
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