多数の目、多種の目

わたしは古い人間なのでしょうか、やはり旅行は特別に好きです。

特に飛行機で出かける海外旅行。

荷物を用意する時から、空港へ向かってチェックイン、ラウンジや機内での過ごし方、

現地の空港で「ああ外国だ」と感じる、あの感じ。

ああー、好きだなあ。

 

そんなこともあって、空港や航空会社の「お仕事モノ」も好きです。

御前モカさんという漫画家さんの「CREWでございます!」という漫画がありまして

作者ご自身がクルー(CAさん)だったご経験から

いわゆる創作モノ、取材モノとは違った目線での描き方が新鮮です。品の良さも心地良いんですよ。

 

繰り返し読んでいるのですが、先日、ふと目にとまりました。

CRMのこと。

クルー・リソース・マネジメント です。

 

作品に記載されている説明を引用させていただきます。

『(COCKPIT)CREW RESOURCE MANAGEMENT
事故を減らす為、ヒューマンエラーに繋がる人間関係や誰もがミスをするという人間の特性、外的環境などあらゆるエラーの原因になるものを知り、意識する取り組み。』

(御前モカ『CREWでございます!newスチュワーデス物語』Kindle版 秋田書房, p149)

 

こちらのコラムでもよく書いているコミュニケーションの大切さに繋がる概念です。

 

職位の上下、職種の違いを超えて

なんでも話すことができる(特に下の者が上の者に)環境を平時から持つことによって

異常事態をコミュニケーションで発見し、事故になる前に(対応可能な段階で)潰していく、という感じ?でしょうか。

 

もっとざっくり言うと

普段からなんでも言い合える関係を築いていれば

下の者しか気づかなかった事故につながる事柄が早く共有されて

事故が防げるよねー、って感じでしょうか。

 

逆に言うと

下の者が上の者に意見を言えない、同じ職場で職種に上下があるような場合、

異変を察知した下の者が、報告できないですよね?

それ、事故につながるよね。ってことですね。

 

お仕事モノのテレビドラマのハプニングって、だいたいこれかもしれませんね。

たとえば「派遣は黙ってろ!」とか言っちゃうような職場は

CRMは全く根付いていません。

逆に、たとえば清掃のスタッフが目撃したことを伝えて

状況が好転した、ピンチを回避した、みたいな話も多いですよね。

 

いくらマニュアルや社則で「報告すること」と決めていても

コミュニケーションの良し悪しで結果は変わる、実感したことありませんか?

特に評価に関わるような場合、

その人を疑心暗鬼の目で見ているならば、絶対隠蔽されます。

 

上記御前さんの引用からもわかるように、概念が発生した当初は

コクピット(パイロット)のための概念だったそうです。

その後、飛行機を動かすクルー全体の概念として、また、航空業界を超えて

プラント関係、医療関係などにもこの概念が広がっているようです。

 

平時からコミュニケーションを育む取り組みとして

最近はいわゆる1on1を取り入れる企業も多いのかもしれません。

コーチングもパワフルに役立つことができる、と知っていただきたいです。

 

「広い視野を持て」と言われて反論する人は、そういないと思います。

多数の目があること、多種の目があること

これは

会社・組織という単位での広い視野です。

また、個人ではなく組織でやっている大きな意味でしょう?

 

コーチングでは、

「派遣は黙ってろ」系社員を無意識から変えることができます。

「どうせわたしが言っても仕方がないでしょ」系うじうじスタッフを

自信に満ちた社員に変えることができます。

地図を描くように、一足早く、コーチといい会社を作っていきませんか?

 

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