「無意識(の)バイアス」
最近「無意識(の)バイアス」という言葉をよく目にして耳にするように思います。
コーチングで意識だ無意識だ、という話をしている身からすると
無意識という言葉が一般的に使われるようになったなあ、となかなか感慨深いものがあったりもします。
よく例としてあげられる「無意識(の)バイアス」にはこんなものがありますね。
・女性の方がよく気が利く
・工作仕事は男性がするべきだ
・若者は黙って年長者に従うべきだ
・老人が恋愛をするべきではない
べき、とか、ない、という言葉で表すものが多いのかな?という気もしますね。
無意識(の)バイアスって、おそらく誰もが持っていて
自分の経験から当たり前と思い込んでいること、と言えると思います。
無意識で当たり前と思っているのでなかなか自覚することができず
でも判断や決断に大きな影響を与えるので(これぞバイアス)
それが本質に沿っているのかどうか、ということが問われるのだと思っています。
バイアスによって不当な不利な扱いを受けるのは良くない、という考えが元になっていると思います。
この説明がわかりやすいかなと思います。京都大学男女共同参画推進センターのコラムです。
コーチングでは、例えば会社単位で関わらせていただく場合は
組織づくりの一環として、この「無意識(の)バイアス」をなくしていくアプローチをよくやります。
おおむね、上層部の無意識を変えていかなくては、会社として変わること(環境が変わること)はできません。
誰かの問題意識から始まることもありますし、
「いい会社にしたい」というオーダーを受けたコーチ(わたし)から提案することもあります。
パーソナルコーチングの場合、その方が所属する組織にアプローチすることはできません(経営者の方ならできます)。
あくまでも、その方がどうするか、どうなればいいか、そういう関わり方を一緒に考えることになります。
その際、
できることをする、というのが第一なのですが
諦める、割り切る、という選択をする方も、いらっしゃいます。
割り切って、とりあえずできる範囲で我慢して、関わりを減らして、今の会社で稼ぐだけ稼いでいい会社に転職する
そういう方向に進む方が多いなあ、と思います。
経営者の方、気づかれることはありますか?
友人のイラストレーターpotoli to putoli が送ってくれたわたくし。Instagramの服装の投稿から作ってくれたそうです。
うれしいなー。