動作や所作の大切さ
大相撲夏場所が国技館で開催されています。今日からは観客あり、とのこと
場所中に1回はお相撲を話題にしている気がいたしますが、本日は「所作」について。
昨年三月場所(無観客開催でした)から、日本相撲協会では「親方ちゃんねる生配信」として
親方衆によるYouTubeでの実況(は少し)解説(のようなトーク)を生配信しています。
これが素晴らしくてですね。わたしは親ちゃんファンなのです。リアルタイムで視聴できなければアーカイブで追っかけています。
さておき。昨日は「大山親方に質問」というテーマで配信されました。
わたしもひとつ質問をさせていただきました。
#大山親方に質問
— miikimiki (お相撲モード) (@miikimiki3) May 10, 2021
土俵入りの際に東西の親方に会釈以上のお辞儀をする関取がほとんどですが、少し前までは「前を失礼します」の手かざし程度だったと思います。
素人ながら、お辞儀をするなら土俵に向かってするものではないのかと思いますが…本来の形はどのようなものなのでしょうか#親方ちゃんねる https://t.co/cgjIAXoOK5
どんなお答えだったかは、このtweetのスレッドやyoutubeで見ていただけます(47分22秒のところですって!)
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tweetを引用しつつわたしの感想を書き起こすと、
所作のひとつ一つに意味がある、それを知っていると間違った所作は「ご存知ないんだな」と思えてしまう。
それは、もしかしたら尊敬を損なうかもしれない。
なので、所作の意味を知りましょう。そして、きちんとやった方がかっこいい。
脳の働きとして、「この人は強い」「この人はすごい」と思わせることによって
勝手に相手が力を出せなくなる、ということは起こります。
昔こんなことを書きましたね。
白鵬関が強いことをコーチ的に考えた
畏れ
振る舞い、所作、そういう部分で相手に「畏れ」を抱かせられるとしたら
きっちりやる方がいいですよね。
「守破離」という言葉は、まずは型を守り、自分なりに型を破り、そして型から離れた自分の道を行く、という意味。
型を身につけた人がするのは「型破り」そうでなければただの「形無し」とおっしゃったのは18代中村勘三郎丈です。
どの道にも当てはまりそうですね。
加えて、脳と身体はつながっています。
神社でお参りするとすっきりした感じがするのは、背筋を伸ばして、手をぴんとさせて合わせる所作による部分も大きいです。
もしこれが、猫背でふにゃふにゃの手でお参りしてみたら?気分が違いそうですよね(試してくださいとは言えない)。
茶道の清々しさも、きっちりとした所作があって、しかもそれを無意識で行えるところから来るのでしょう。
お抹茶を飲むだけなら、マグカップにポットからお湯を注いで泡立て器で混ぜてもいいのですから。
わたしたちも、常日頃から背筋を伸ばして堂々と、落ち着いだ動作ができていたらどうでしょう。
(これは、なりたい自分を現すような動作を意識してみてください。なりきるのが大切)
きっと周りも「この人を大切に扱おう」と思うでしょう。
また、自分の気持ちも「わたしは大切な人物だ」と思えるはずです。ここが大切。そう思えたなら、行動も変わります。
行動が変わると・・・どうなりますか?
脳が思った通りになる、これはコーチングの原則であり、ある意味「型」ですから。