SNS求人文章から香り立つ社風(今日は「が」!の使い方)

言葉使い、言葉の言い換えのことをしばしば書いています。

最近はこれ

https://coachmiki.info/2024/02/15/1-1280/

 

小規模な小売店ではSNSで求人募集をすることもあるかと思います。

ちらほら目にするものの中で、うわーと思ったBad例に出会ってしまいましたので紹介しようと思います。

 

全体を見ていただきたいところですが丸写しはできませんので・・・今日は「が」について

 

実際に使っていた店舗なので、書いた人も推測できています。文章を書くのがきっとお好きな方です。

なのに、

じっくりと観察していると、自信のなさと保身と甘えが文章から炙り出されてきましたよ。

 

はっきり言って、感じが悪い。クセが強い。と感じる文章です(出せないけど)。

そんな文章に魅力を感じて応募してくる似た者同士の店は

スタッフは居心地がいいかもしれませんが、お客目線には思えません。

 

もしかすると応募者を絞り込む意味であえて感じ悪く作成した求人テキストなのかもしれません。

でも、SNSで通常はお客様向けの発信をされているアカウントなので

だからBadなんです。

 

 

そもそもの話、お客も目にする場で「バイトちゃん」という呼称はいかがなものか

リスペクトがないお店なんだなあなんて思います。

ご夫妻がオーナーでお店にも立たれているので、個人商店の使用人みたいな感覚なのかしら。

いまだにそういう感覚の店舗は多いかもしれません。特に職人系の職業では(でも今回はその職種じゃない)。

 

求人コメントから社風を察知することはできます。

春は初めてのバイトをする人も多い季節です。

応募する人も募集する人も、少し気にかけてみてほしいなと思ったので

何回かに分けて書いてみます。

 

何より、文章は無意識です。

ご自身の意図が文章に表れてしまうので、常にいい言葉、前向きな言葉を使いましょうねというのは

いつもの通り。

 

 

では、本題に参りましょう。

 

 

『シフトは応相談です。希望を考慮させていただきますが既存スタッフとの兼ね合いがあります』

こんな感じに書かれています。

 

あれ?新人は大切にされないの?感が溢れているように感じませんか?

 

何よりキーなのが『考慮させていただきます「が」』の「が」!

「が」は逆説の接続詞(接続助詞)です。

逆説なので「持ち上げて、落とす」の感覚を感じ取ってしまいやすい。

そうでなくても「が」は使い方が難しくて、単なる接続の用法も間違いではないけれど

逆説の「持ち上げて、落とす」効果が思わぬ文章で生まれがち、つまり

思わぬネガティブな印象の文章になりがちなのです(私も昔やってしまっていました。使いやすいんですもの)。

 

逆説ではないなら「が」はできるだけ避けるとともに、

シフトは他の方の希望と調整するのが当たり前なので、「希望を聞いて考慮します」でいいです。

または、先輩を優先するなら「考慮させていただきます(が)」は書かない

空いているところに貴方がハマるなら採用です、でいい。(求人時に欠員曜日と時間を明記すればいい)

 

でもイレギュラー対応してほしいな、という甘えを感じるような記載でした。

 

noteもご覧ください

 

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