イチローさん
イチロー選手が引退されましたね。
ブルーウェーブにおられた時は、わたしも関西のティーンでしたので
きゃーきゃー言っていた記憶があります。
なんだったか忘れましたが、かわいい数学のマダム(先生)が説明をするときに
「ほら、点Pはイチロー!(センターの位置だったのでしょうね)」って言っていたことを思い出しました。
シーズン中の試合の中で、あのような形で明らかにする、というところが、アメリカなんだろうなあーと感心しました。日本だったらえらい怒られそうに思いません?
で、夜中の会見。
2回くらい通して聞きました(ちょっとだけ映像も見た)。
コーチ的には、京大iPS研の山中先生に特徴が似ていらっしゃるなあ、と思いました。
非常に、言葉をキャッチすることに優れた方だと思います。ボールだけじゃなくね。
ひとつ、会見の内容から書きましょうか。
聞き書きなので、抜けがあったらごめんなさい。
──子供の頃からの夢を叶えて、今、何を得たと思いますか。
という質問が、終盤にありました。
そのもののお答えではないのですが、わたしはこのお話が心に残りました。
メジャーリーグに挑戦するということは大変な勇気だと思う。 成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かない、という 判断基準では、後悔を生むだろうなと思います。 できると思うから挑戦するのではなく、やりたいと思えば挑戦すればいい。 その時にどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんですよね。
これ、コーチングが目指すところです。
コーチングを受けたら、なんでもできる、というわけではありません。
当たり前かもしれませんが、人それぞれに限界があります。
人という存在にも限界があります。
自分が置かれた状況、ということも関係してくるかもしれません。
(たとえばわたし、今から宝塚歌劇団には絶対はいれませんよね)
たとえば真剣に、身一つで空を飛びたい、わたしはできる、と思っても
機能的には、無理でしょう。
でも、たとえば。えーと。
イチローさんでうまい例が思いつかないので、羽生結弦選手で。
羽生選手が5回転ジャンプを成功させたい、と言った場合(言っておられるけど)
「身体的に」「年齢が」「怪我の具合が」「だからできない」などと思っておられるとしたら
きっと、できません。
羽生選手はそうではなく
きっと、「できないという思い込み」を克服するための何かを、やっておられると思います。
(なんとなく、わたしと同じ系統で学んでいるコーチがついているような気もします)
人が持つ可能性を100だとしたら、使っているのは10とか30とかくらいだと言われています。
コーチングは、その可能性を50、60、70と、上げていくための行為です。
「できる」という思い込みは、あなたが進むための杖になるでしょう。
言いかえると、「努力」するための助けになっているのです。
できないからやらない、にしないために、
できない思い込みを「できる」思い込みに変えていきましょう。
しゃしーん
桜がなかなか咲かんですね。チューリップで。