コーチング的交渉のいろは(は)
コーチング的交渉のいろは、週末をはさんで最終回です。
そこでも書いた通り、目的を決めないとシミュレーションもできません。
今日はゴールを見つける「落とし所はどこでしょう編」です。
なにかしらの交渉を持ちかけるということは
「こうしたい」「こうしてほしい」などの目的があると思います。
ここがブレてしまう人、意外と多いんです。
私「・・・あれ?こうしたかったんでしょ?」
誰「いえ、別にそれはがまんすればいいんです・・・」
私「じゃあ、なにが目的なんですか?」
みたいな会話は、経営コンサルの場でもよくありました。
目的=ゴール
交渉であなたにとって望ましい終着点はどこですか?
これを考えるためのヒントとして
・自分にとってわかりやすいこと
・相手にとってもわかりやすいこと
・あなたの信念に沿っていますか?
・期限は?
目的の最終形は、きっとわかりやすくシンプルです。
ややこしい(これは別にいいんです、とか)ことは、おそらく手段に落とし込めます。
交渉の過程に、カードとして持っておきましょう。
目的の最終形は、シンプル。2回書いておきます。
さらに、あなたの信念、価値観に沿った結果であることが望ましいですよね。
法律、規則に関係することなら、それに沿っているかが大事。
そして、「いつまでに」。相手に何かをお願いするのであれば、よりしっかりと期限は伝えましょう。
これで、なんとなくのゴール(目標・終着点)が見えてきましたね。
さらに考えていきます。
・現状はどのような状態ですか?
・ゴールに至るまでのパターンをいくつか考えましょう
・それは、誰が、いつ、どこで、どうやって、・・・やりますか?
どんな小さいことでも構いません。現状を教えてください。(コーチはさらに質問するでしょう)
あなたの望む最終地点に行くための道のりをいくつか、また
あなたの望む最終地点ではない、別のゴールはありそうですか?
こう考えて行くと、「カード」も見つかりますし
ゴールが、双方にとってもっと良いものになったりします。
難攻不落のように思えた交渉相手のことが、手に取るようにわかると思いますよ。
これら、慣れてくると自分でできるようになります。
慣れるまでは、ぜひコーチに相談してくださいね。
絵が描けない・・・
カードが増えた方が交渉しやすいよね、ということを言いたい。